刺激と反応の間

刺激と反応の間

 

人生では

“望み通りのこと”はめったに起こらない。

しかし、

“望み通りに生きること”はかなりの確立でできる。

 

と最近、私は思う。

 

その鍵を握るのが

 

“刺激と反応の間”

 

である。

 

これは、

七つの習慣で有名なコビー博士が教えてくれた考え方だ。

 

その意味はこうだ。

 

人生において、不幸な出来事はよくよく起こる。

例えば、子供の時に、

犬に噛まれて右手の小指を食いちぎられたとしよう。

誰もそんな経験を望まない。

もし不幸にもそのような事が起こったとしたら、

あなたは、どのするだろうか?

 

恐らく、自分をこのようにした犬を恨むだろう。

犬を見る度に棒切れを持って追い回すことになるだろう。

 

そして、人生で何か思い通りにならない事があると、

“自分に小指があったらうまくいったに違いない”

と悔やむだろう。

ついに、不幸な人生を歩むことになる。

 

一方、次のような生き方もできる。

小指がないことを不便に感じ、

それを何とか元に戻せないかと考える。

そして、猛勉強し、医者になり再生医学の研究をする。

自分の小指を再生させるためという目的は、

いつしか同じような病気を抱える患者のために変わっていく。

 

さて、どちらの人生が楽しそうだろうか?

 

どちらも、

事の始まりは“犬に小指を噛み切られる”という“刺激”である。

しかし、その後の“反応”は全く違う。

前者は、小指が無い事を恨んで生きる(マイナスの反応)。

後者は、小指が無い事をエネルギーにして生きる(プラスの反応)。

 

そう、

刺激に対する反応をマイナスにするのかプラスのどちらにするのかを選ぶ過程が“間”だ。

 

そして、この“間”(=捉え方)をどうするかが、人生の質を決定する。

 

つまり、

 

人生では

例え、何が起こったとしても、

その出来事の捉え方一つで、

望み通りの生き方が出来るのである。