低侵襲手術の工夫

 多くの腹腔鏡下子宮筋腫手術を受ける予定していらっしゃる患者さんの最も気になるところというのは、

”じゃ、どうしてくれるの?”

という事であろう。

 

 腹腔鏡下子宮筋腫手術には、新しい術式も含めいくつかのオプションがある。

  1. 従来法の腹腔鏡下子宮筋腫核出術
  2. 腹腔鏡下補助下子宮筋腫核出術 
  3. 単孔式(あるいは二孔式)腹腔鏡下子宮筋腫核出術
  4. 擬態式腹腔鏡下子宮筋腫核出手術

 

それどれについて簡単に説明する。

  1. 上記で説明
  2. お腹を針金でつり上げて、腹腔内にスペースを作って、手術をする。もともとモルセレーターは使わない。一番大きな傷は、恥骨上に来る。陰毛に隠れて見えない事も多い。が、この部位は、ケロイドになりやすかったり、陰毛が薄い方では、毛に隠れる効果が少ない。日本医大、東京医大等の一部の大学で施行。下の図は、代表的な傷の位置