手術療法

子宮内膜症手術は外科医としての腕の見せ所

 産婦人科の手術の中でも、子宮内膜症特に、その重症型である深部子宮内膜症の手術は外科医としての腕の見せ所であります。 逆にいうと、技術があって経験が豊かな先生と経験のない先生との差が大きいという事です。

なぜ、そうなるかと言いますと、子宮内膜症の手術には

 

①卵巣機能を出来るだけ温存しなければならない

②痛みを取るために出来る限り病巣を取り切らなければならない

③患者さんの年齢が若いために傷に対する美容性も必要

④良性疾患におけるQOL向上が目的であるため、合併症の発生は許されない

⑤癒着が強いので、患者さん毎にお腹の中の状況が全く違う

 

という何と厳しい(医者にとって)5つのハードルを超えて、ベストのパフォーマンスを示さないと行けないからです。私自身、腹腔鏡で子宮がんの手術もしますが、それよりも子宮内膜症の手術は難しいと考えています。この深部子宮内膜症手術と別の項で触れている腹腔鏡下メッシュ手術が私のライフワークであります。

 

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