ここでは、私が参加した最近の学会での最新情報をお伝えします。私の個人的な解釈も混じっていますので、若干の内容の違いがあるかも知れません。ご了承お願いいたします。
本日、日本産科婦人科学会のインターナショナルセミナーでアメリカの骨盤臓器脱治療の重鎮であるクリーブランドクリニックのWilly Davila先生の講演がありました。
そのポイントをご紹介します。アメリカでは、腟式メッシュ手術に対して、アメリカのFDAより、安全性への注意喚起が行われてから、劇的に腟式メッシュ手術の数が減っているようです(なんと9割減!)。アメリカは、訴訟王国なので、その影響もあってビックリするぐらいの減少です。その代わりに、従来法や腹腔鏡下仙骨腟固定術が増えているとの事です。
(ちなみに、日本における我々の考えは、アメリカのこの反応は、極端ずぎだと感じています。腟式メッシュ手術(前壁)は、非常に優れた方法だと思っております)
そんな中、やはりメッシュ手術に利益のある条件を紹介しています。
腟式メッシュ手術に利益のある患者さん
腟式メッシュ手術は避けた方がいい患者さん
との事です。
これから、手術をかんがえている方は、参考にしてください。