ここは、産婦人科領域の問題とは関係ありません。私の趣味の部屋といったところです。私は、本を読むのが好きなので、最近、読んだ本についての感想を書いています!
最近、
私はダイエットにをして8kg程痩せました。
周りの方から、
“私も少しやせたい”との御依頼がありましたので、
“お手軽なダイエット法”をご紹介します。
結論からいいますと、
“肉・脂肪・野菜(イモを除く)を食べて、
炭水化物(米や砂糖)を食べなければ誰でも簡単にやせる”
ということです。
そして、この基本さえ知っていれば、
“やせるのは太るよりずっと簡単”です。
*ただし、
極端な糖質制限は寿命を縮める可能性があります。
私のお勧めするのはプチ糖質制限です。少しお待ちを!
最近の医学(健康)の常識の中で、
最も変わったのがこのダイエットの考え方
ではないかと私は思います。
少し前までは、肥満の犯人は “脂肪”でした。
なぜなら、太った方のお腹には、
たっぷりと脂肪があるからです。
いかにも犯人そうでしょう?
だから、多くの食品は低脂肪を謳っていました。
しかし、脂肪は完全に無実、今すぐ忘れましょう。
真犯人は、炭水化物(糖)です。
例えば、
太りそうな食べ物の代表といえば、
マクドナルドのハンバーガー
カサカサでわずかな肉(脂肪分が少ない)に比べて、
大量の炭水化物があります。
ハンバーガーのバンズ(パンのこと:炭水化物)に、
大量のフライドポテト(炭水化物)、
そして、もはや致死量(?)のコカコーラ!
その中には大量の砂糖が含まれています。
ちなみに、コカコーラ350mlの中に
角砂糖は約10個分入っています。
この砂糖は炭水化物が分解されるとできるものなので、
つまり砂糖も炭水化物です!
ほら、ハンバーガーの中に、
なんと大量の炭水化物が含まれていることか!
太るはずですよね。
“日本人は、
欧米の人に比べてハンバーガーは食べないですよ”
という声も聞こえてきそうですが、
実は、日本人の大好きな“お米、イモ、うどん、そば”
もみ〜んな炭水化物で出来ています。
うどん一玉に、
どれぐらい角砂糖が含まれているか、ご存知ですか?
なんと、14個です、14個ですよ。
こんなに大量の角砂糖がコーヒーに
ふくまれていたら吐き出しますよね。
でも、うどんは甘くありません。
実は、うどんは食べたあと分解されて
大量の砂糖(ブドウ糖)に変化します。
だから、うどんを一玉食べることは、
角砂糖14個だべることと同じです。
今日の昼飯は、“ちょっとヘルシーに
うどんを食べよう“なんて思っていませんか?
全然、ダイエットになっていませんからね!
砂糖14個ですから。
ちなみに、現在、巷ではやっているダイエットジム、
ここでは“ボブ・ザップ”とでも言っておきましょうか。
数十万円のダイエットコースで有名です。
あそこは、スーパー糖質制限をやっています。
それを厳しい監視下でやらせる。
さらに、
筋トレまでさせますから痩せないはずがありません。
返金保障を謳っています。
当たり前です、スーパー糖質制限させて、
筋トレさせたら痩せないはずありませんから。
結婚式前とかで
無理くり痩せたいのならそれもいいでしょう。
でも、急激にやせるのはちょっとどうかと思います。
それに、
厳しい監視がなくなれば元に戻る可能性も大です。
そして、“やっぱりボブ・ザップに
いかないと痩せられない”と思い込む。
で、またお金を払う…。
でも、大丈夫。
数十万円払わなくても、厳しい筋トレしなくても
糖質を制限すれば痩せるという基本的な考え方を知れば、
結構、簡単に痩せますよ。
これから、ダイエットについて話していきますが、
今日は、ここまで。
明日までに学会の抄録を書かないといけないので…。
でも、今すぐダイエットしたいという方は、
明日から三食のうち、一食ぐらい炭水化物を
抜いてみてはいかがでしょうか?
続く。
医者は、体面を気にして生きねばならぬ。
したがって、言ってはならない事がある。
つまり “お金の話”はタブーだ。
しかし、私は天の邪鬼なのでよくタブーを犯す。
そして、私がお金の話をFacebookですると、
あまり“いいね”をいただけない。(笑)
まるで“腫れ物”であるかのように、皆さん避けて通る。
だから、今回も、“いいね”をもらえないだろう。
しかし、大、大、大事件なので、やっぱりタブーを犯す。
その大事件とは、
あの
いかにも詐欺っぽく、
怪しいものの最上位、
悪の権化とも例えられる、
“仮想通貨:ビットコイン”が
日本で通貨として認められたのだ。
ちゃんと、2月24日の日本経済新聞に報道された(写真)。
なんと“腫れモノ”扱いから、
いきなり皆がひれ伏す“通貨”になった。
びっくりだ!
実は、ヨーロッパでは既に最高裁で通貨として認められている。
そして、日本でも、楽天、NTT等多くの企業や商店で使う事が既にできる。
ATMもある。
日本で一番ビットコインを持っている人は
楽天の三○谷さんと噂されている。
それが意味する事がわかるだろうか?
時代は動いている。
ぼーっとしているとあっという間に取り残される。
今までの文章で、おそらく9割の医師は引くだろう!
そして、相変わらず、“いいね”はいただけない。
でも、“腫れ物”に触らないようでは
医者として長く生き残れないかもしれない。
今、ロボットが猛威を奮っている。
医学の世界も例外ではない…。
考えてみると、人類は常にロボットに敗北してきた。
第一回目の戦いは、18世紀のイギリスだ。
紡績機械の登場によって、多くの労働者が職を失った。
第二回目の戦いは、1970年代。
多くの産業用ロボットが登場して、多くの職人が仕事を失った。
第三回目の戦いは、1980年前後だ。
アップルやIBMに代表されるパーソナルコンピューターの登場により、
多くの事務員が職を失った。
それらのInnovative(革命的)な製品は、登場初期こそ、
人間に受け入られる事を拒絶されたが、
それらの圧倒的な能力によって、
容赦なく人間社会にInvasion (侵入)した。
そして、今、彼らは、医療界にも戦争を仕掛けてきた。
そう、医療用外科系ロボット:Da Vinciの登場だ。
ロボットごときに手術なんて出来るか?
と思っている医者はすでに死んでいる。
残念だが、私は1mmの血管を縫う事は出来ないが、彼らは出来る。
泌尿器科の世界では、前立腺手術はDa Vinciの方が当たり前だ。
外科手術がロボットに取って代わられるのなら、
もう、内科医になるしかない?
世の中は、そんなに甘くない。
内科では、人工知能を備えたIBMのワトソン君が
待ち構えている。
EBM(データに基づいた医療)を語らせたら、
コンピューターにかなうはずがない。
もはや、病気になったら、
薬局に行って、ちょっと血をとり、
ワトソン君があらゆる遺伝的素因と過去の医療データを調べ上げ、
最適な薬を処方してくれる日がくる。
そう、これからは多くの医者が職を失う時代だ。
えっ、“私はどうするかって?”
“基本、新たな勢力には乗るしかない”
しかし、残念ながら、私は(Da Vinciに)乗り遅れてしまった。
だから、ラパロで鶴を折っている(神の手チャレンジ)。
最後まで、ロボットと戦う“レジスタンス”といったところだろうか。
そして、勝利の機会を伺っているのだ。
しかし、私は断言する“最後にはロボットが勝つ”
でも、 “レジスタンス”は地を這いながら生き残る!
“神の(手の)御加護を!”
PS.
そんな時代であるのに、小学生新聞には“将来安心職業として医師”が挙げられている(写真)。
小学生の皆さん、現実はもっと厳しいぞ!Fightだ!
【“トットちゃん、日本の教育を憂う”という話】
先日、日本骨盤臓器脱手術学会で黒柳徹子さんの講演を聞いた。
そこで、黒柳さんは日本の教育を憂いた。全く、同感である。
黒柳さんは、あるテレビ番組でアフリカのとても貧しい国の小学生と、
日本の小学生と中学生との意見交換会を生中継で行った。
日本の小学生が聞いた。
“いま、欲しいものは何ですか?”
きっと、”TVゲームとかスマホ”といった答えを予測しての質問であろう。
しかし、とても貧しい国の小学四年生の答えは
“インドとパキスタンが戦争をやめて欲しい ”
であった。
“…”
はたして、日本の小学生でインドとパキスタンが
戦争していることを知っている子供がどれだけいるだろうか?
続いて、
とても貧しいアフリカの小学生が、
日本の小学生と中学生に質問した。
“僕たちはとても貧乏でお金がないから、
大きくなったら学校に行けなくなります。”
“勉強を続けたいのだけど、どうしたらいいですか? ”
もちろん、
日本の小学生、そして中学生はモジモジしながら“沈黙”である。
さすがに、これは難しいと判断した黒柳さんは、
引率していた中学生の担任の先生にその質問を振ってみた。
そして、その担任の先生は答えた。
“日本では、小学校と中学校は義務教育なので行かないといけないルールです。”
“…”
これが、全国放送で流れたそうである。
日本人としてかなり恥ずかしい。
確かに、難しい問題で私も正しい答えはわからない。
しかし、それが教育現場のプロの言葉だと思うと、かなり寂しい。
かたや、今日の食べ物があるかどうかわからない貧しい国の子供たちが、
世界の平和を望み、勉強して未来を切り開く夢を見ている。
その一方で、豊かな国の子供たちは、
スマホ化した仮想世界で、課金し、武器を手に入れ、
敵を抹殺することに熱狂する。
そして、義務と化した勉強から逃げる。
貧しいアフリカでは人生を悲観して自殺する子供なんていない。
豊かな日本では人生を悲観して自殺する子供がいっぱいいる。
一体、どちらの子供達が健全なのだろうか?
こんな現状を知ると、“一体、日本の子供達はどうしちゃたんだ!”
と小言を言いたくなるが…。
実は、大人が先にそうなっただけの事である。
大人達の中で、インドとパキスタンが戦争していることを気にしている人がどれだけいるだろうか?
大人達の中で、勉強で人生が切り開けると本気で思っている人がどれだけいるだろうか?
大人達の中で、パチンコやゲームなんて時間の無駄だと思っている人がどれだけいるだろうか?
大人達の中で、描いた夢は必ず叶う、そして人生は本当に素晴らしいと信じている人がどれだけいるのだろうか?
子供達は、単なるスポンジだ。
大人達が垂れ流した高慢、物欲、妬み、憤怒、貪食、色欲、怠惰を全てきれいに吸収していく。
日本の子供達は素直にそれらを吸収したに過ぎない。
スワヒリ語で“トットちゃん”とは“子供達”という意味らしい。
日本との生放送を通じて、
きっと、アフリカの“トットちゃん”達は日本の教育を憂いたことであろう。
【“手術の好きなお医者さんは金持ちになれない”という話】
私は、手術が好きだ。
だから、お金持ちにはなれない。
私は、手術が得意だ。
だから、お金持ちにはなれない。
私は、手術を一生やりたい。
だから、お金持ちにはなれない。
しかし 、私はお金に興味がないから構わなかった。
でも…
歳を取って分かったことがある。
生きていくには、思ったよりもずっとお金が必要だってこと。
だって、一人で生きていわけじゃないから。
ところで、
“手術が好きだとお金持ちになれない理由” を知りたい?
答えは簡単、医者の給料の約7割は国民の税金だからさ。
だって、日本は皆保険でしょ。
公務員さんと同じ立場、つまり医者の給料は国の支配下にある。
今、日本経済はどんどん悪化して借金は膨らむ一方。
働き手はどんどん減り税収も減少の一途。
超高齢化で医療費はどんどん嵩む。
でも、皆保険は日本の誇りだから政府は意地でもこの制度を続ける。
だから、政府は必ず医療の単価を減らす。
でも、医療機材メーカーの殆どは外資系だから政府は支配できない。
だから、政府は医療の人件費をどんどん減らす。
看護師さんは労働組合が結構強いから抵抗する。
医者はマイノリティーだし、高給取りだと思われているから、
給料減らしても世間は気にしない。
だから、利益を確保したい病院は、
ブラック企業のごとく(すでに立派な?)医師の人件費を削る。
嫌気を挿した医師は独立し、自費診療やコスメにはしる。
でも、手術の好きなお医者さんは一人では手術はできないから
病院に残る。
だから、手術の好きなお医者さんは金持ちになれない。
私は、手術が好きだ。
だから、金持ちにはなれない。
それでも良かった。
好きな手術ができたのだから。
でも、今、生きていくには思ったよりずっとお金が必要だってことを知った。
だって、沢山の人生を背負っているから。
だから、
もう、お金に興味がないとはいわない。
もう、お金のやりたい放題にはさせない。
もう、お金から逃げも隠れもしない。
さあ、お金と真剣勝負だ。
“かかってこい!”
この戦い“必ず勝つ”そして、好きな手術を続ける。
PS. (この話のタイトルは本当は)“お医者さんはもう金持ちになれない”の方が正しいかもしれない。
一緒に“お金と戦いたい”と思った方は、シェアしてね。
【“医志(師)も学費には勝てない”という話】
新人医師として大学病院の医局に入った頃に不思議に思ったことがある。
それは、医師として脂の乗った45歳ぐらいの多くの医師が大学を去っていくことだ。
有るものは、何も言わずに去っていく。
有るものは、医局の悪口を散々いって去っていく。
そして、有るものは、少し寂しそうに去っていく。
そういった先生達は、
十数年の歳月を大学病院に捧げてきた。
自分の夢と医師としての志を遂げるために大学病院という
最先端の医療や研究の行うことのできる舞台で戦ってきたのである。
それがなぜ、志半ばでさっていくのだろうか?
と何も知らない私は不思議に思っていたのである。
そして、ある意味、
私は彼らを “敗者”とさえ見ていたかも知れない(ごめんなさい)。
しかし、よくよく話を聞いていると、そういった先生達に
存在する共通の悩みがあることがわかった。
それは、彼らの子供達が大きくなり、
大学受験をする年齢になったことだ。
そして、その子供達が“医者になりたい(あるいはさせたい)”
と言うのである。
親としては嬉しいだろう。
自分と同じ職業を子供が目指してくれるのは。
ただし、ここに一つ大きな問題が生じる。
私立の医学部に行くには大金がいる。
6年間の学費だけで最低でも3000万円かかる。
そして、残念ながら、
大学病院の給料ではとても出せない額である。
(一人なら可能かも知れないが、二人はかなり厳しい)
もし、自分が国立大学の医学部出身なら、
子供達に“国立の医学部に行きなさい”
といえるかも知れない。
しかし、私のように私立の医学部に入った者は、
(例外なく3000万円かかったクチ、しかも私の兄も)
子供には“国立に行け”とはとても言えない。
そうなると、選択肢は限られる。
“自分が大学を去って、より高収入な仕事に就く”のだ。
つまり、“医志(師)も、学費には勝てない”のである。
(奥さんのプレッシャーにはかもしれない)
とはいえ、そんな決断をした医師達は、 “子供達、そして奥さんのヒーロー”であろう(というか、であってほしい)。
単なるキャシュマシンだとしたら、あまりに寂しい…。(とても“笑”えない)
かくいう私も、今年47歳になる。
3年後には大学受験を迎える子供がいる。
さらに、3歳になる娘もいる。
そして、子供が合計3人。
さらに、介護しなければならない可能性のある親も3人程いる…。
厳しい挑戦は続く…。
“安いガゾリンとおいしい水”というお話
先日、温泉に行った時にガソリンを入れて驚いた。
なんとリッター100円だ!
信じられないくらい安い!
そして、私の左手には“南○○○○の天然水の500mlのボトル”
販売機にて110円で買ったやつ。
あれっ、ということは“この水はガソリンの2倍の値段!?”
驚愕!
太古の植物が数千年の月日を経て変化し、
地中深くから掘り出され、
成分ごとに精製され、
数千キロの海を渡り、
長い道のりを運ばれたガソリンより、
日本国内の湧き水を汲んだお水の方が2倍高い!
これって、どう考えたって“常識では考えられない”。
そう、“常識なんて馬鹿げているのだ”
我々が常識と思っていることは
ただ単に世間にそういうように吹聴された事に過ぎない。
“ガソリンが安いとか高いとか、 本当の事は、私たちは知らない”。
ただ単に、世間がいまガソリンが安いといっているから、
“あぁ、いまガソリンが安いんだ”と思うだけだ。
(100円は確かに安いと思うが、本当の事をしっているのはガソリンを生産する極一部の人だけだ)
一方、おいしい水についていえば、
いつの間にか我々は
“ペットボトルに入っている飲み物は、100円ぐらいする”と
思い込んでいる。
かつて、私が子供のころ、ペットボトルの水なんて存在しなかった。
だって、蛇口をひねれば、いつでも“美味しい水”が出てきたからだ
はじめて、それらしいのが登場したのは、“ペットボトルのお茶”だ。
はじめは、販売機で“お茶”なんて買わなかった。
コーラが100円するのはわかるが、
“お茶が100円なんて高すぎる”と感じたからだ。
でも、いつの間にか、
100 円のお茶に満足するようになってしまった。
慣れって怖い。
その成功に、味をしめた飲料メーカーは、
今度“水”を売り始めた。
南○○○○〜とか、○○の名水とかいかにも
我々が納得しそうな枕詞をつけて。
そして、我々は、まんまと
ガゾリンの2倍もするような水を買うようになった。
もちろん、砂漠の真ん中だったら、
ガソリンの2倍の値段でも構わない。
でも、水の豊かな日本において、
500ml-100円の水は適正価格なのだろうか?
我々は、普段、そんなことを全く考えずに
ただただ世間の流される情報に疑問を持たずに生きている。
ちょっと、怖い。
別に私は、飲料メーターを非難しているわけでも、
飲料メーカーの企業努力を否定しているわけでもない。
そして、今後も“おいしい水”買うであろう。
ただ、私はその“おいしい水のわけ”を知らずに
買っていた自分が恐ろしいと感じた。
500ml-110円の水、
飲料メーカーにとってこれほど“おいしい水”はないであろう。
なんと、私:管理人を抜いて、
静岡済生会病院の鈴村先生が、
神チャレ2位に浮上。
ムムム、くやしい…。
さらに、トップの牙城を崩しにかかっています。
まさに、神チャレは戦国時代の形相を呈してきました!
皆さん、新年あけまして今年もよろしくお願いします!
(少し、ご挨拶が遅れましたが、)
今年は、いよいよ神チャレも飛躍の年です。
そうそう、世界に羽ばたく年です。
早速ですが、
神チャレ戦士も続々と自分の記録を塗り替えています。
みんな、どんどん腕を上げております。
それでは、三連発!
まずは、静岡のMt.Fuji at ShizuokaさんのNo. 93、9分23秒です!
師匠レベルに昇格ですね。
楽しそうな雰囲気がいいですね。
静岡の藤本先生が、急速な勢いで追い上げております。79目で10分00秒06を記録しました!
今後の活躍が楽しみです。
ちなみに、藤本先生方が所属している病院は、静岡市立病院です。私がいつも私立病院と間違えて入力してしまっておりました。ご迷惑をおかけして申し訳ありません。
いまや静岡が完全に日本のラパロの中心となっております。いったい静岡市立病院とはどんな病院なんでしょうか?一度、訪ねてみたいものです。
ちなみに、明日から日本内視鏡外科学会が大阪で開催されます。神チャレ参加ドクターの先生方もいらっしゃるのでしょうか?
私(管理人)も、明日、朝9時からのパネルディスカッション8の骨盤臓器脱のところで発表させていただきます。今週はそのスライド作成に追われていた神チャレアップに時間がかかってしまい申し訳ありませんでした。
静岡から、48歳の挑戦者が48匹目に15分をクリヤ!めでたくベスト10入りです。あいからわず静岡私立静岡病院の先生のツルは綺麗ですね。頭が下がります。
神の手チャレンジになんと獣医さん(金井先生)が参戦してくれました。
今の動物さんたちは、腹腔鏡手術を受けることが出来るんですね!本当にびっくり。
下に金井先生からのコメントを掲載します。
動物病院で獣医師をしています。腹腔鏡を愛するものとして、
獣医医療では腹腔鏡外科は黎明期ですが、
神チャレに新たなステージ”ミクロの世界”
が登場しました。
日医の石原軍団:関根先生が腹腔鏡で
1cmの折り紙を
使って折り鶴を作りました!
40分ぐらいかかったそうです。
その作品が右!
とても、素手では出来ませんね。
さすが、元ラガーマン
やりきる精神力が凄い。
実は、これこそ腹腔鏡の強みです。
手では出来ないような細かいことを
内視鏡のスコープで拡大しながら出来る。
腹腔鏡で、
ここまで出来るようになったことは感慨です。
神チャレ:ミクロの世界は早さを競う競技ではありません。
どれだけ小さく出来るか、
そして、
どれだけ美しく出来るかを自慢する場所です!
ですので、”いいね”の数が多い方(評価の高い方)がトップとします。
投稿する際は、写真だけで結構です!
こんなにも早く、
そして、
こんなにも完璧に
神の手チャレンジ最高位−医神レベルに
到達したものが現れた。
彼の名は、
現王者の橋本洋右先生である。
そのタイムは4分55秒!
彼の作る鶴は、もはや芸術というしかない。
最大限の賛辞を送ろう。
この記録が誕生するまでに折られた鶴の総数は、
1202羽である。
一朝一夕にはたどり着けない境地である。
皆さんには、
しばし彼の芸術を堪能していただきたい。
まさに、ギネス記録申請に値する傑作である。
ついにこの瞬間が来た!
絶対王者橋本先生に追いついた。
なんとそのタイムは王者と同タイム!
5分36秒!
王者橋本先生のタイムが5分36秒18
私のタイムが5分36秒74
なんと、
コンマなん秒という差で
世界記録更新にはならなかった。
何という厳しい世界!
何という壮絶な戦い!
これからが本当に楽しみだ!
さぁ、この熱き戦いに
次に名乗りをあげるのは誰だ!
日医の石原軍団こと関根先生が
ついに師匠レベルに到達!
おめでとうございます。
最近、彼は手術の腕もぐんぐん上がっております。
これからは、手術でも師匠として
後輩の指導に頑張ってもらいましょ!
きっと、
彼はうまいビールを飲みながら
今日のワールドカップ日本代表戦を見ることでしょう!
日本頑張れ!
各言う、私も実は高校時代ラガーマンでした。
前回の自己記録から僅か2日!
さらに、私”神チャレ”管理人が
自己記録を2秒縮めました。
5分47秒!
(前回の記録がまだ審査中なのに)
驚異的です。
信じられません。
神が手に憑依したようです。
記録も安定してきました。
もう、トップはすぐそこです。
現王者の橋下先生が昼寝をしているうちに
一気に抜き去りますよ!
この鶴が合格だと思う方はいいねを押して下さいね!
おとといに引き続き、
またも自己記録を5秒更新!
トップまで13秒に肉迫!
さぁ、これからが本当の勝負だ!
俺は勝つ!!!
この鶴が合格だと思ったらぜひ”いいね”を押して下さい。
そして、
この活動が世界に広がるように
このブログをシェアして協力してくださいね!
ついに6分の壁を越えた!感動!
始めた時は、到底無理だと感じていた5分台!
嬉しいです。
いやー、本当に嬉しい。
これってきっとやっている人にしか
わからない
至高の喜びなんだろうなぁ。
今日は、やることがいっぱいあったのに8匹も鶴を折ってしまった…。
きっと、これって病気だぁ。
今回、
日本産科婦人科内視鏡学会のブースセミナー
(コビディエン共催)として、
神の手チャレンジを開催させていただきました。
大抜擢です。
来年は、ぜひ、日本内視鏡外科学会に
進出したいと思っとります。
関係各社の方々宜しくお願いします(笑)。
さて、今回の神の手チャレンジ〜スピンオフ企画
”神の手欲しい人、集まれ”ですが、
何をやったかというと、
小鶴(上の紫の鶴)を折りました。
約20名の方にチャレンジしていただき、
10分間で誰が一番小鶴に近づけるかを競争しました。
(上の鶴!?いっぱいの写真は、参加者の作品たちです)
なんと、一名、小鶴を完成させました。
びっくりです。
優勝者にインタビューすると
鶴を折り始めているとのことでした。
”神チャレ” 来てますね〜。
来年は、ぜひ日本内視鏡学会で”真の神チャレ選手権”をやりたい。
再来年は、世界大会ですな。
日本医大の石原軍団こと関根先生が自己記録を更新!10分45秒です。
確かに、鶴は大分上手になってます。
ご立派!
ところで、
今日はみなさんにお願いがあります。
関根先生が作った鶴が合格かどうかを下の”いいね”ボタンを押して判定してください!
神チャレに七番目の刺客が登場。
謎の多い男、鈴村 潔。
所属は不明。
そのタイムは、10分分52秒!
なんと4回目での達成か!?
さて、さてその出来栄えは?
ひっ、非常にかわいい鶴ですね…。
次回作にも期待しとります。
さて、半永久的に名前が残る特別枠は
後残り3名となりました。
実は、いままで記録掲載には
あまり鶴の精度は考慮しておりません。
先行者利益です。
しかし、その枠が終わった後は、
規定に合格しない鶴は、
正式な記録として認めない事とします。
(その審査方式については今考え中です。)
この”神チャレ”はあくまで、
平等な舞台での真剣勝負!
妥協はしません。
今後、益々この”神チャレ”は参加者が増えて行くと思われます。
先行者利益を得たい方は、ぜひお早めに参加を!
(但し、規定に達しない折り鶴でも参考記録としてご紹介いたしますので、ご安心を!)
日本医大産婦人科の内視鏡チーム MISの若手メンバーが産婦人科学会の内視鏡コンテスト SUSKEで優勝しました。
おめでとう !!!! 速報でした。
静岡のライジングサン上田先生が伝説レベルに迫る。引き続き挑戦してください。
静岡県に住んでいらっしゃる患者さんは
大変幸せですね!
トップレベルの先生が一杯で。
静岡から新たな勇者が参加した。
100匹目で
15分突破:14分21秒!
ご立派です。
それは静岡の高本尚弘先生だ。
あの橋本先生と同じ病院だ。一体、どんな病院なんだ!?
永久シード10の枠は、あと4つ足踏みしている人は早く投稿しよう!
もう、この人のビデオには解説はいらない。
とりあえず、見るべし!!!
悔しいが、脱帽だ。
日本医大の若き期待の星、
関根先生が”神チャレ”に参戦です。
彼は私の同僚で、
いまは私の右腕でもあります。
腹腔鏡の実力をメキメキあげて、
まさに成長株です。
そのタイムは11分1秒!
なかなかのもんです。
鶴の出来は…。
あなたの実力はそんなもんではないはず!
また、投稿してちょうだい!
とこで、
来年は彼は広島に帰る?旅立つ?予定?です?
生まれは、埼玉なんですけどね。
Good Luck!
ただ、続けるだけで神の手になれる。
こんな甘い話を
あなたは信じないかもしれない。
しかし、信じる者は
”神の手”を得ることが出来る!
-神の手チャレンジ-
絶対王者の逆襲!
“神チャレ”に新記録が登場、5分52秒!!!
なんと、神チャレ絶対王者:橋本先生が
自己のもつ記録をさらに伸ばしました。
そのタイムは、5分52秒!
近づけば、離れる!
離れれば、近づく!
1位と2位(6分3秒)の争いは、
壮絶なデッドヒートの様相を呈してきました。
これからが本当に面白くなりそうです!
このエキサイティングな争いに
是非みなさんも参加してくださいね。
お待ちしております。
Xデー近し!?
前人未踏と思われていた“神の手“の領域に
また新たに一人到達しようとしている。
それ人物は、“神チャレ”管理人の私です!!!
今回のタイムは、6分3秒であります。
総鶴数は、432羽となりました。
ちょっと、鶴は不格好ですが…。
このまま行くとサブ6を達成するXデーも
そう遠くないかもしれない。
やはり、切磋琢磨する仲間(ライバル)
がいると記録は伸びますね〜!
そんなわけで、ぜひ、皆さんもこの
熱い戦いに参加してくださいね。
ちょっとタイムが早くなりすぎて
参加しづらい感じがしますが、
参加すれば、あなたも”神の手”を
ゲットできますから。
PS.
それから、9月12日に行われる
日本産婦人科内視鏡学会での
神チャレ−スピンオフ企画
“神の手”欲しい人は集まれ!
の準備も始めました。
楽しいイベントにしようと思います!
興味のある方は、ぜひ!!!
先日に続いて、
また記録が更新できました。
微妙なタイムですけどね。
6分32秒です。
実は、その前に
6分6秒という記録がでたのですが、
羽の間の溝が5mmと規則を
超えてしまったので
幻の記録となってしまいました。
しかし、何かが掴みかけてきた感じです。
このまま頑張ります。
次は、神の手だ!
今日は、日本産科婦人科内視鏡学会の私の
ブースセミナー”神の手欲しい人集まれ!”
のスポンサーをやっていただける
コビディエンの方とのミーティングです。
頑張ります。
楽しい企画にしたいと思います。
---近日、公開---
神チャレが日本産婦人科内視鏡学会をジャックする!
夏休み明けで、
少しボーッとしていた私ですが、
なんと、急にサブ7に突入
ベストタイム大幅更新の6分41秒。
これで、私も”救世主レベル”に到達。
”やった!!!!!!!!!!!!”
トップの後ろ姿がかすかに見えてきた。
さて、これからが本気の勝負!
神チャレの戦いは、まだ始まったばかりだ。
それから、緊急速報!
なんと、
神チャレが9月10日より始まる
日本産婦人科内視鏡学会をジャックする。
その詳細は、近日公開!
“神チャレ”コロシアムに
新たな挑戦者が登場、
なんと研修医二年目のヤングドクター
そのタイムは!
12分46秒
神チャレを開始して、ついにこの瞬間が来た。
新たな挑戦者の登場だ。
その名は、岐阜県総合医療センター
初期研修医2年目の畑中勇治先生だ。
応募する勇気も立派だが、
そのタイムも立派。
なんと、53回目で、12分46秒。
驚異的だ。
確かに、まだ鶴はぶ格好であるが、
その情熱に打たれて合格だ!
彼の登場は、“神チャレ”にとって記念すべきこと。
というのは、いままでの挑戦者は、
すでに、“神チャレ”発足前から、
やっていた人たちだ。
しかし、今回の畑中先生は、
“神チャレ”の噂を聞きつけて
挑戦してきてくれた。
そう、
神チャレがだんだん世間に浸透してきた証だ。
さあ、これからどんどん盛り上がるぞっっっっ!
限りなく遠いサブ7
今日は、8匹-鶴を折った。
ちょっと、
右手が痺れている。
ここで諦めたくないが、
手が痺れてこれ以上は無理。
ドクターストップだ。
悔しい…。
今日も7分を切れなかった。
わずかに、自己記録は更新したものの
限りなく遠いサブ7
トップは、サブ6だというのに。
でも、諦める必要なない。
やり続ければ、
必ず結果は出せる。
だから、
今日はもうお休み。
日本医大の新人さんが”はじめての神チャレ”に挑戦しました。
コメントを紹介しますね!
”初めて一応の鶴折れました!
40分かかりました。
明日もチャレンジします!
ちょっとうれしくてご報告します。”
以上、日本医大の新人さんの清田先生からでした!
はじめてで、40分は立派。
いきなり、橋本先生越えですな。
(はじめてのタイムは1時間4分)
”神の手”を持つ橋本先生から、
“初めての神チャレ”情報をいただきました。
最初は、1時間4分かかったとのことです。
ご覧のように⬇️、はじめからきれいな鶴を
折れているわけではありません。
みなさん、ちょっと安心しませんか?
数を経る毎に、
鶴の形もきれいになっているのがよくわかりますね。
きっと、みなさんも1000羽つくったら
“神の手”になれますよ!
さあ、
あなたのはじめてを見せてくださいね!
はじめの一歩!
イチローさんにも、はじめのヒット
橋本先生にも、はじめの一羽
すべては、
はじめの一歩から伝説がはじまる
今度は、あなたの伝説の番だ!
最近、よく学会などでお会いする先生に、
“神チャレ”の話題を振っていただけるようになりました。
少しずつ浸透してきた感じです。
でも、相変わらず、参加者は、
三人とちょっと寂しい。
その理由の一つは、
ちょっとレベルが高すぎ…。
なにせ、あの静岡の橋本先生が
仕事もせずに5分代なんていう
とてつもないタイムを
叩き出すものだから、
みんな、ちょっと引きぎみ。(笑)
そんな中、今回、こんなメールをいただいた。
東京のK先生から。
“不恰好ながら、50分かけて鶴を折りました!”
おめでとうございます。
はじめの一歩です。
そして、神の手に一歩近づきました。
実は、みんな初めは、1時間かかります。
でも、続けるとどんどん時間が短縮します。
それに反比例するように、実力はどんどん上がります。
100%保証します。
“神チャレ”を続ければ必ずうまくなります。
ちなみに、あの橋本先生が5分代を達成したのは、
1087匹目です。
そして、橋本先生もはじめは、一時間かかっています。
そこで、突然ですが、
みなさんのはじめてを応援するために、
“新しいコーナー”を作りました。
名ずけて、
みなさん、初めて作った鶴の写真をぜひ送ってください。
そして、かかった時間も教えてください。
コメントもいただけると嬉しい。
名前はニックネームで結構ですよ。
掲載させていただきます。
なんか、ワクワクしますよね。
”はじめて”って!
ついに出た5分代、この歴史的瞬間を見逃すな!
あの静岡の超人:橋本先生が
ついに前人未踏の神の領域
神チャレ5分代に突入しました。
そのタイムは5分58秒!
つまり、“神の手レベル”に到達した
人類初めて方ということです。
“おめでとうございます”
この方のタイムはどこまで縮むのでしょうか?
でも、神チャレの挑戦はまだまだ終わりません。
橋本先生のために、
新たなレベル、かつ最後の関門(卒業&殿堂入り)を用意しました。
“医神レベル”サブ5
死者をも蘇らせる医術の神:アスクレーピオスへの挑戦です。
頑張ってください!
またまた、イチローさんの名言を一つ。
“他人の記録を塗り替えるのは
7割、8割の力でも可能だが、
自分の記録を塗り替えるには
10以上の力が必要だ“
外科医である限り、挑戦し続けるが宿命です!
“小さいことを積み重ねることが、
とんでもないところへ行く
ただひとつの道だと思っています”
静岡私立病院の上田翔先生が、
ついにサブ10を達成!
”師匠レベル”に到達しました。
おめでとうございます。
10分を切るのは、大きな関門です。
このまま次のレベルを目指してくださいね。
密かに“神チャレ”を行っている先生、
ぜひ、参加してください!
世の中に宣言し
自分を追い込むことにより、
必ず成長します。
ニックネームでも構いませんよ。
イチローさんの名言に、
“小さいことを積み重ねることが、
とんでもないところへ行く
ただひとつの道だと思っています”
さあ、次はあなたが“神の手”になる番です!
神の手チャレンジを応援していただける方は
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⬇️⬇️⬇️
今日は、私の誕生日である。
Facebookを始めてから多くの方に、
祝福していただくようになった。
有難いことだ。
以前は、自分すら誕生日を忘れてしまう程だったが…。
さて、今日は自分の誕生日だったので、
なんとしても、誕生日プレゼントが欲しかった。
そこで、今日の仕事が終わった後、“神チャレ”に
挑戦した。
ライバル(?)に、大きく溝をあけられ、
その差を縮めるどころか、
広げられる一方、
完全に独走を許している。
なんとか、食いつこうとするも、
タイムは一向に更新できない。
伸び悩んだ末に、私は、
トップの先生のやり方を真似て、
同じ記録が出せるかどうかに
チャレンジすることにした。
しかし、
神チャレは少しでも設定を変えると大きく
タイムに影響する繊細な競技だ。
やり方の変更は決定的だ。
他に、私が変更したのは、
台座だ。
いままで、私は台座を使わずに、
地面に直接カッティングボードをしいて
折り紙を折っていた。
台座を使った方がやりやすいことは、
明らかだった。
ルールで台座をOKにするかどうか
迷ったが、よりスピーディーな競技の方が
面白いと思いOKとした。
そして、もう一つ大きな変更として、
右手の持針器の種類を変えたのだ。
いままで私が使っていた持針器は先端が
ストレート、これで折り紙に折り目をつけるのは、
結構難しく、すぐに折り紙を傷つけてしまう。
それに対して、先端がカーブの持針器はいかにも
折り目をつけやすそうであった。
だから、思い切って変えたのだ。
一度に、三つの大きな変更。
理論的には、早くなるはずであるが、
新しい環境での折り鶴は困難を窮める。
1日に、数時間やるも、
タイムは伸びるばかり。
手はしびれ、
できない自分が悔しい。
そして、許せない。
そんな、思いもこの一、二週間過ごす。
そして、今日、
私の46歳の誕生日に、
やっと、いままでの自己ベストを更新。
“伝説レベル”に到達することができた。
まだまだ、トップには大きな差があるが、
少し、光が見えてきた。
勝負はまだ始まったばかりだ。
46歳の誕生日、
自分へのプレゼントは、
昨日の自分を超えたことだ!
PS.
今回の鶴はちょっと見た目が崩れ、
傷だらけ、合格かどうか微妙なラインだけど、
誕生日ということで許して頂戴
病院勤めの私にとって、
ビジネスというのはちょっと遠い存在。
しかし、
最近はそうも言ってられないなと思う。
日本経済の先行きは暗く
アベノミクスは崩壊寸前
安倍首相はきな臭い
そして、
オリンピックの国立競技場は馬鹿高い (笑)
自分の力でどんな状況になっても、
生き抜かなければならない、
そんな時代がやってくる気がする。
そんなビジネスの世界で
世界的成功を納めている孫さん
どんな人なのであろうか?
最近、”あんぽん”という孫正義の伝記本を読んでいる。
題名の由来は、”あんぽんたん”から、もとい、
彼が以前名乗っていた安本という日本名から来ている。
その本の中で、孫さんの壮絶な人生を知り、
大きな衝撃を受けた。
もっと孫さんのことを知りたくなったので、
YouTubeを探すと次の動画があった。
まだ、見てない人はぜひチェックしてください。
大した人です。
私が感銘を受けた言葉は、
”勉強の虫”ではない
”勉強の鬼だ”
というところ、全く耳が痛い。
なんと、
現在、”神チャレ”1位の静岡の橋本先生が、
驚愕の6分代(6分53秒)を叩きだしました。
橋本先生は、
めでたく
”救世主レベル”の称号を得ました。
おめでとうございます。
橋本先生の日々の努力には本当に
頭が下がります。
このような方が腹腔鏡の世界にいらして、
私は本当に嬉しい。
おそらく、
この”神チャレ”をやったことがない方は、
この記録が、
どんだけすごいかわからないと思いますが、
この記録は、本当に救世主レベル!です。
神の手レベルももうすぐ(?)です。
引き続き、頑張ってください。
ライバルである私は(笑)、
いまだに8分の壁を越えることができず、
地団駄を踏んでいます。
この”神チャレ”は、
一足飛びにできるようにはなりません。
日々のたゆまぬ努力のみが、
記録を縮めます。
このストイックな世界に、
興味のあるかたは、
ぜひ、参加してください。
詳しくは、
つぎの写真をクリックして”神チャレ”へ、
⬇️⬇️⬇️
なんと、“折り鶴”が医者の採用試験に!
しかも、15mmの紙で!
倉敷中央病院が、
研修医の採用試験の一つに、
15分で、
小さな折り紙でオリズルを何匹
作れるかという試験を取り入れた。
(ただし、これは手で折る)」
研修医の根気強さを見るらしい。
我々以外に、
折り鶴を取り入れる施設が出たとは、
びっくり!
(ただし、我々は腹腔鏡で折る)
これは、
近々のうちに、
腹腔鏡医師を採用する際に、
腹腔鏡で折り鶴を何分でおれるかが
試験になる日も近い!
さあ、みなさん
いまから、
“神の手チャレンジ”
略して“神チャレ”に参加しよう!
この企画に賛同していただける方は、
ぜひこのブログをシェアしてくださいね。
⬇️⬇️⬇️
にんたまジャムとは、
にんにくとたまねぎをすりおろした物です。
両方とも、
病気を防ぐ効果が非常に高いそうです。
そして、何と糖尿病に予防効果が…。
今テレビで話題のにんたまジャム
が、雑誌“安心”に取り上げられました。
でも、今日の本題は、
その後ろの“揺らぎ体操”に挟まれた、
名療法発見!のコーナーです。
私が骨盤臓器脱新治療というテーマで
登場します。(白黒写真ですけど)
なんと、
5ページも割いていただきました。
ありがたいです。
しかも、
“腹腔鏡で鶴を折る練習”
まで取り上げていただいております。
しかも、
ホームページのアドレスまで
載せていただきました。
今回の取材してくださった方々は、
私の取り組みに非常に興味
(腹腔鏡で鶴を折ること)を持っていただき、
私も楽しく話をさせていただきました。
発行部数は7万部と多くないですが、
読者層の年齢が私の専門領域に近い(?)
ので反響があれば嬉しいですね。
よかったら、
買ってあげてください。
発行部数を
もう少し伸ばしてあげたいので。
先日、熊本で手術のお手伝いをしました。
そこは、
屋上にドクターヘリを備えた大きな病院。
きっと、熊本で1、2位を争う規模だろう。
前日は、病院の先生方と食事。
熊本といえば馬肉。
馬レバ刺しをいただいた。
コリコリして、とっても美味。
最近では、
すっかり食べられなくなった牛レバ刺し。
馬レバ刺しも
いつまで食べられるかわからないそうだ。
翌日、手術も無事終わり、
空いた時間に、熊本城へ。
私は、城好きなので、
人気の熊本城を見に行った。
深い緑と幾重もの石垣が見事な調和を作る。
熊本城の外観も、黒っぽくて重厚感たっぷり、
否応無しに、テンションが上がる。
しかし、天守閣は西南戦争で焼け落ち、
昭和30年代に建て代えた新しいもの。
その中身は、
大阪城や名古屋城みたいに
博物館みたいになっていた。
正直、がっかり…。
三名城の一つだそうですが…。
やはり、城は古いのがいい。
実は、この熊本城のなかで唯一、
宇土櫓という少し小さな城が焼け残ったらしい。
そこに行くと、
その中は、まさに戦国時代。
薄暗い城内、
一歩、一歩、軋む床、
壁にある鉄砲窓、
急な階段。
その一つ一つが、
戦国に生きる人々の生活を感じる。
そして、最上階。
そこにすわり、侍達は、
何を考えたのだろうかと、
思いを馳せる。
生と死が隣り合わせの時代
『人間50年 化天の内をくらぶれば 夢幻のごとくなり…』
本能寺で、信長が最後に歌った。
人の一生は夢幻のようにあっという間、
だからこそ、何に向かうのか、
人生の目的が最も重要になる。
城と人は、同じ。
外見だけ、きらびやかでも
中身に、生命力と重厚感がなければ、
失望され、飽きられる。
城は古ければ古いほど魅力が増す。
私も、そうなりたいものだ。
PS. 熊本といえば、くまモンだ。
おみあげに、くまモンロールを買った。
食べる際に、くまモンが輪切りになってしまった。
ついに、日本、そして世界の
腹腔鏡の技術レベルを上
げる壮大なイベント(遊び?)
”神の手-チャレンジ” が動き出しました。
その実体は、腹腔鏡の道具で、
折り鶴を追ってそのタイムをネット上で競う
という、なんとも奇抜なそして崇高な企画。
その詳細を知りたい方は、
上の写真⇧をクリックしてください!
リンク先に飛びます。
次のような質問をいただきました。
骨盤臓器脱の患者さんより
私は4年くらい前からかなり大きい子宮腺筋症の治療をディナゲスト内服でしております。(三人出産、うち一人帝王切開)今年9月で50歳ということもありこのまま閉経を待つつもりでしたが、一年前にがん検査で引っかかり陰性ではありましたが定期検査が欠かせません。この様な子宮の状態です。更に最近、尿漏れと直腸りゅう(ウロギネ科受診済)にも悩まされています。子宮温存の尿漏れ対策TVMメッシュ手術を勧められ検討していましたが、先生の記事でダブルメッシュ腹腔鏡下仙骨腟固定術を知り、私に適用できれば、今までの症状、不安が一気に解決するのではと目の前が明るくなりました!幸運にも先進医療保険にも加入しています。果たして一度の手術で全てが改善されるのでしょうか?また何かリスクはありますか?
質問ありがとうございました。
答え:
一度の手術で全て改善できると思います。が、尿漏れは残って尿失禁手術を追加する可能性があります。
ダブルメッシュ腹腔鏡下仙骨腟固定術は、非常に応用範囲の広い手術です。骨盤臓器脱で出来ない手術はないと思っております。
というのも、腹腔鏡手術なので、子宮の摘出・温存・半温存は患者さんの状態によって自由に変えることができます。オーダーメイドが可能なのです。また、腟式に手術も追加できるので、直腸瘤も完璧に直せます。
それから、先進医療の件ですが、最近はほとんど腹腔鏡下膀胱脱手術(詳しくはホームページの記述を参照)という保険で適応可能なので、先進医療をカバーした保険でなくても大丈夫だと思います(ただし、施設によって違うので問い合わせは必要)。
リスクはというと、
手術時間が少し長く4時間ぐらいかかるので、あまり高齢の方にはオススメできません。ただし、当院での最高齢は84歳ですので、あくまで個人の体力次第ですかね。
もう一つ忘れてはいけないリスクは、手術にメッシュを使う事です。
メッシュはとっても優れた素材であり効果が長持ち(一生)しますが、人工の素材であるので、やはりリスクはあります。感染や痛みを起こした際は、一部切除したり、とったりしないといけないことが極まれにあります(これは、すべてのメッシュ手術に共通)。
あと、尿漏れのリスクです(これは、全ての骨盤臓器脱手術に共通)。
実は、腹腔鏡下仙骨腟固定術(骨盤臓器脱手術に共通)で尿漏れが治ることもあれば、治らないこともあります。ですので、治らない場合は後で尿漏れの手術(尿失禁手術)を追加することがあります(5〜10%の確率)。初めから、同時にやるという考え方もありますが、いまは二回に分けるという考え方の方が主流になってきたような感じです。当院も二回に分けます。というのは、手術で尿閉を起こしてしまうのが一番怖いので、尿失禁手術は、腹腔鏡下仙骨腟固定術後に、尿漏れが残った(悪化した)方にのみ行っています。
先日、京都第一赤十字病院に骨盤臓器脱手術(腹腔鏡下仙骨腟固定術の応援に行ってきました。写真は、手術終了後に夕食を一緒にいただいた時のものです。私(中央奥)の右が富田先生です。今回お招きいただきました。
とても楽しい時間を過ごすことができました。
PS. 京阪電車は、とても外人さんが多い。さすが京都って感じでした。
最近、医療において
個人情報の保護が声高に叫ばれている。
患者を守るために彼らの情報を守る事は
当然だ。
と思うが…。
先日、こんなことがあった。
ある医師の母が朝方調子悪くなった。
近所の人に助けてもらい、
“○○病院に救急車で向かう”
という情報を二時間遅れで、
離れて住んでいるその彼は知った。
“病院に向かわなきゃ”
病院に向かう前に、
本当に自分の母親がその病院にいるかどうか
確認することにした。
ネットで、その病院の名前から電話番号を調べて、
そこに電話してみる。
“そういった患者さんはいませんね、
他の病院と間違えていませんかね?”
と丁寧に言われた。
“あれっ、もしかして受け入れを断られて
他の病院に行ったのだろうか?“
と思い、119番して救急隊に聞いてみた。
すると、
“個人情報の保護のために、そういったことについては
答えられません“
とつれない返事。
“教えてくれないんだ…”
自分の母親がどんな状態で、
どこに行ったのかわからなくなった。
連れて行ってくれた近所の人の連絡先は知らなかった。
母親の家にかけてももちろん誰も出ない。
もう一度、ネットでその病院を探して見ると
なんと同じ名前の病院がもう一つあった。
そこで、自分が病院を間違えていたことに気付き、
そこに電話をかけてみる。
すると、
“個人情報の保護のために、
そういった質問には答えられません”
そして、
“直接いらしていただけたら、お答えします。”
“なんだそりゃ…”
そんなわけで、
とにかく、心配なのでとりあえず、
その病院に向かった。
そして、その病院に着いて
受け付けで聴いてみると
“その方なら、もう帰りました”
“…”
来る必要ある?
自分の母親は、思った以上に軽症だったらしい。
なんとも、人騒がせな話で病院と救急隊には
大変なご迷惑をお掛けしたわけだが‥、
救急と病院の対応にはちょっと疑問が残った。
もし、母親が本当に重症であったとしたら?
そして、どこの病院にいったかわからなかったとしたら?
やはり、教えてほしい。
ちなみに、最初に間違えて電話をかけた病院は
愛知県にあった(普通気づくはずの場所)。
そこの受け付けの人は教えてくれた。
“いらっしゃいませんよ”と
二番目の病院は、東京であった。
“個人情報の保護で教えられません”と
果たして、どっちの病院が
患者の身になって行動しているのだろうか?
個人情報の保護という名のもとに、
面倒臭い業務を避けているだけな気がするのは
私だけだろうか?
渇いた世界になったものだ。
一休み
ここしばらく、メールをお休みしてしまった。
学会の締め切りに追われていたためだ。
本日、やっと再開。
前回の癌のお話の続きを書こうと思ったが、
しばらく間が空いてしまい、
書こうと思っていた内容を忘れてしまった。
思い出すのに少し時間が必要。
先が気になっていた方がいらしたら、
申し訳ありません。
てな訳で、
今回は、別のお知らせ。
実は、日刊ゲンダイからまた取材を受けて
近日中に、掲載されます。
内容は、日本の医療はどうなる。
というシリーズものらしいです。
そこで、私は
“産科医療の崩壊”についてお話します。
実情に詳しい方は、
なぜ、私が産科を語るのか?
と思われるかもしれません。
お許しください。
前回取材を受けた流れです。
先ほどまで、その原稿の修正をしてました。
そんでもって、いまAM2:25です。
原稿内容の世界に入り込んでいたので、
いま、少し気持ちがハイです。
発売日が決まったら、またお知らせします。
癌のつづきは、また次回。
我々が癌になる確率は5割だ。
前回までに、恐ろしい癌の現状をお話してきた。
ちょっと、ゲンナリかも知れない。
そこで、ここは少しポジティブに考えよう。
癌を予防するのだ。
繰り返すが、癌治療で最も重要なのは、
定期的な検診と人間ドッグだ。
それ以外に我々ができること(予防対策)
はないだろうか?
その内容に入る前に、
癌についてもう少し説明する。
相手(癌)のことをよく知らないと
対策が打てない。
さて、我々はどんな癌にかかるのだろう。
女性の癌罹患数の多い癌はこれだ(2008年)。
1 乳がん 19%
2 大腸癌 15.1%
3 胃癌 12.4%
4 肺がん 9.5%
5 子宮 6.6%
これら五つの癌で全体の約60%を示す。
次に女性の死亡数が多い癌はこれだ(2013年)
1 大腸癌 14.9%
2 肺癌 13.8%
3 胃癌 11.6%
4 膵臓癌 9.9%
5 乳癌 8.6%
これら五つの癌でやはり全体の約60%を示す。
ここに出てくる6つ癌
すなわち、
乳がん、大腸がん、胃ガン、肺がん、子宮がん、膵臓にならないようにする方法はないだろうか?
それについて次回考えたい。
(写真は大腸がん:wikipediaより抜粋)
(参照資料:癌の統計‘13 公益財団法人 がん研究振興財団)
あなた(私)が癌になる確率は5割! ②
我々が癌になる確率は5割だ。
正確にいうと
男性が一生のうちに癌になる確率は58%で、
女性は、43%だ。
5割という数字はかなり高い。
当たって運が悪い!というような数字ではない。
いや、むしろ
自分もいずれ癌になる日が来る
と思った方が良いかもしれない。
そして、そのための準備をするんだ。
さて、なんの準備をしたらいい?
特約がいっぱいついた癌保険にはいる?
いやいや、高い癌保険に入ることは
あまりいいアイデアではない。
なぜなら、
人は、保険に入ると安心する。
そして、病院に行かない。
もう、“わたしは癌になっても大丈夫!”
と思い込んで。
しかし、全然、大丈夫ではない。
癌は進行してから治療では遅いのだ。
早期の癌であれば手術で取れるが、
進行した癌は現代医療では治すことができない。
つまり、我々がやらなければならないのは、
癌の早期発見、
すなわち、検診・人間ドックを受けることだ。
毎年、高い癌保険料を払うくらいなら、
人間ドッグを受けた方がいい。
無料の検診だってある。
しかし、無料の検診ですら
現在の受診率は25%から30%しかない。
ほとんどの人が検診・人間ドッグを受けていない。
かく言う、私も人間ドッグにはいったことがない。
でも、今年は人間ドッグに行く。
あなた(私)が癌になる確率は5割!
最近、有名な俳優さんが末期の癌であること
を告白した。
その方の無事を祈ると供に、
癌という病気の怖さを再認識させられた。
人は、どのくらいの割合で癌に
なるのであろうか?
実は、結構高い。
約50%だ。
“えっ、二人に一人?‥高っ!”
もっと正確にいうと
男性が一生のうちに癌になる確率は58%で、
女性は、43%だ。
さらに、男性で癌になった人の約半数は
その病気で亡くなる(全体の25.6%)。
そして、女性は、その三分の一が亡くなる(全体の15.7%)。
テレビドラマでは、“今は、癌は治る時代だ!”
なんてセリフが登場する。
しかし‥
実際には、
現代でも癌にかかった人の約半数は命を落とす。
癌が治る時代とは言い難い。
以前、癌は不治の病だ。
続く‥
The road of “神の手”⑤
腹腔鏡の手術は、通常の手術より難しい。
なぜかというと、
腹腔内で2本の鉗子
(物を掴んだり、切ったりする手術道具)
を自由自在に扱えるようになるのに
かなりの練習量と時間が必要だからだ。
私の経験からすると、
初心者が、ある程度納得できる手術操作が
可能になるには、
専門のチームでトレーニングを受けて、
3−4年はかかる。
私の所属する日本医大には、
低侵襲手術チーム(MIS)という
内視鏡の専門チームがあり、
(私は、そこを“内視鏡の虎の穴”と呼んでいる)
そこで、私は新人をビシバシ特訓する。
近年、なにかと、優しさが尊ばれるが、
そこには優しさはない。
求められるのはプロとしての技術だ。
できなければ、当たり前のように罵声が飛ぶ。
そこでは、
手術難度に応じた
トレニーングスケジュールがあり、
与えられた課題を確実にこなさなければ
次に進めない。
それができなければ、それまでだ。
内視鏡の手術は
全員ができる必要はないと私は思っている。
情熱をもって手術に取り組める人だけでいい。
そのコースの中で、最難関の
トレーニングが“腹腔鏡手術で鶴を折る”ことだ。
多分、一般の方は、
果たしてそれが難しい事かどうか
ピンとこないと思うが。
はっきり言って、かなり難しい。
私は、内視鏡手術のトレーニングの一環で
“鶴を1000羽折る”ことを目指している。
それが達成されれば、内視鏡を行う医師は、
神頼みではなく
自分で患者さんを治す“神の手”を
手にすると思っているからだ。
最近、私の後輩も内視鏡で鶴を折り始めた。
このトレーニングが全国に広がったら、
未熟な内視鏡手術による
悲しい事故は減ると思う。
もっと言うなら、
内視鏡の技術認定医を取るテストに
“腹腔鏡で鶴を折る”を取り入れたらいい。
と思う。
例えば、10分以内とか。
断言しよう、
内視鏡で鶴を10分以内に折れたら相当の腕だ。
これができたら、はっきり言って
どんな手術でも出来る。
全国に、数人いるかどうかのレベルだ。
でも、患者さんの立場からしたら、
“そのくらいのことぐらい出来るようになってから
人も身体を扱ってくれ“
と思うかもしれない。
私も同感だ。
The road of “神の手”④
最近
“腹腔鏡手術にまつわる事件・事故”
の話をよく聴く。
今日は腹腔鏡手術がなぜ難しいか
についてお話しする。
私は、
よく腹腔鏡手術をアイスホッケーに例える。
(実は、私は大学時代アイスホッケー部)
腹腔鏡手術とアイスホッケーはよく似ている。
さて、まったくの初心者がすぐに
アイスホッケーができるだろうか?
おそらく、無理。
きっとまっすぐ進むことすらおぼつかない。
スケートしながらホッケーをやるなんて、神業!
それゆえ、アイスホッケーはとてつもなく
難しいスポーツに見える。
では、まったくの初心者、
グランドホッケーならどうだろう?
ちょっとは様になりそうな気がしないだろうか?
アイスホッケーに比べると・・・。
なぜなら、私たちは、自由自在に陸上を
走る能力があるからだ。
(グランドホッケーをやってる方
気分を悪くしたらごめんなさい)
なぜアイススケートでは、まっすぐ進むことすら
難しいのだろう?
それは、足の動かし方が陸上の歩きとは全く違うから。
スケートでは、前に進むのに足を横に動かす。
通常行う動作と違う動きが必要。
もし、あなたが氷上を自由自在に
滑れる人だとしたら、どうだろうか?
アイスホッケーはできるだろうか?
できそうな気がする。
ホッケーするだけだから。
つまり、腹腔鏡手術では、
アイスホッケーのように
自由自在にスケートが
(体内で自由に鉗子を動かしたり、
物をつかむこと)
できなければ話にならないのだ。
でも、自由自在にスケートが
滑れれるようになるまでには
大変な時間と努力が必要なのだ。
もし、自由にスケートが滑れもしないのに、
アイスホッケーの試合にでたらどうなるだろう?
怪我をするだけだ。
本人が怪我をするのは自業自得だが、
相手(患者さん)が怪我をする羽目になったら、
たまったものではない。
The road of “神の手”③
最近、
“腹腔鏡手術にまつわる事件・事故”
の話をよく聴く。
私も、外来をやっていて
“腹腔鏡は危なくないですか?”
と聞かれることが多くなった。
私の答えは、
“もちろん、大丈夫!”
さて、そもそもなんで
“腹腔鏡の手術は危ない”
と言われるのでしょうか?
ここで、危ないかどうかを論ずる前に、
私が確実に言えることは、
“腹腔鏡手術はマスターするのが難しい”
ということです。
主な理由が三つあります。
一つ目は、
腹腔鏡手術には、遠近感がありません。
だから、慣れていないと糸がつかめません。
二つ目は、
腹腔鏡手術では、
鉗子(手術する道具)を動かす時
前後左右が逆になります。
すまり、鉗子を前に動かしたいときは、
自分の手を後ろに動かします。
三つ目は、
腹腔鏡手術では、触感がありません。
だから、慣れていないと組織をどれぐらい
強く掴んでいるかわかりません。
無理すると組織に傷がつきます。
はて、
糸がつかめなくて、
前後左右が逆で、
触感がない・・・
確かに、難しそう。つづく・・・
The road of “神の手” ②
この前、川崎にある某大企業の
腹腔鏡手術のトレーニングセンターに行った。
そこに、日本医大に入局した新人さんをつれて
腹腔鏡の手術のトレーニングをしたのだ。
ここでは、豚さんを使わせていただき、
内視鏡の充実したトレーニングができる。
その光景をお伝えしようと思ったが、
ネットでの情報拡散のリスクを考慮して
“トレーニング施設内の写真は
口外してくれるな!”
という企業側の誓約書に署名してしまったので、
施設の外側の写真だけ載せておく。
傾いているように見えるが、
本当に傾いている施設!
アートらしい。
今日は、新しく医者の仲間になった新人さんが
どうしたら、
腹腔鏡手術ができるのかをお話する。
実は、腹腔鏡手術をするのに、
特別な免許はいらない。
つまり、医師免許があれば、
医者になった途端に
腹腔鏡手術をすることもできる。
(その病院が許可すればの話だが・・・)
考えてみれば怖いことだ。
“内視鏡認定医”という言葉を聞くかもしれない。
手術を受けるなら、
内視鏡認定医に手術をしてもらいたいと思うかも、
しかし、産婦人科においては、
全産婦人科医の約3%の先生しか、
産婦人科内視鏡の認定医を持っていない。
もっといえば、
一人も産婦人科内視鏡認定医がいない
なんていう県もある。
ということは、
ほとんどの内視鏡手術は
内視鏡認定を持っていない先生に
よってなされているということだ。
断っておくが、
内視鏡の認定をもっていなくとも、
優れた手術手技をもった
先生はいっぱいいる。
逆に、内視鏡の認定医を持っていても、必ずしも・・・
だから、手術を受けるとき、
医者選びは結構重要かつ難しいのだ。
The road of “神の手”
この前、川崎にある某大企業の
腹腔鏡手術トレーニングセンターに行ってきた。
そこで、豚さんを使わせていただき、
腹腔鏡手術のトレーニングをしたわけだ。
今年、
日本医大産婦人科には7人の女性が入局した。
ちなみに、男性は一人もいない。
全国的にも、
産婦人科への入局者の7割は女性医師だ。
これも時代の流れ。
現在、産婦人科における若手男性医師は
絶滅危惧種になりつつある。
ただし、年配の医師は以前男性が多い。
憎まれっ子、世に憚るか?・・・
いずれにせよ、
彼女ら新人さんをつれてって、
腹腔鏡手術のトレーニングに行ったわけだ。
今日から、しばらくの間、
腹腔鏡手術の現在の問題点について
考えてみようと思う。
続く・・・。
裸の王様
この前のyahooニュースで、近畿大学の卒業式での
堀江貴文さん(ホリエモン)の講演が話題となっていた。
卒業生に向けての熱いメッセージだ。
見た人も多いだろう。
この人も、いろいろと話題に事欠かない人物であろう。
以前、この人の書いた“ゼロ”という本を読んだ。
内容は、すでに忘れてしまったが、一つのフレーズ
だけは、頭に残っている。
“何もないところに一をたしていく”
というフレーズだ。
彼は、天才であろう、しかし、
それ以上に努力家なのかも知れない。
彼の講演を聞くとよくわかる
裸の王様というのは、堀江モンのことではなくて
現在の日本人全員であることが。
ちなみに、同じく卒業式の講演といれば
スティーブジョブス
まだ見ていない人は
ぜひ、チェックしてください。秀逸です。
疲れた時に読む本
疲れた時に読みたい本がある。
私の場合は畠中恵さんの“しゃばけ”シリーズだ。
今読んでいるのは、その最新刊“えどさがし”だ。
主人公は、江戸の大店である薬問屋の若旦那である。
妖の血を引くクオーターだが、江戸に知れ渡るほど体が弱い。
その若旦那の周りは憎めないおかしな妖たちが集う。
若旦那の妖としての特別な能力は、
人には見えない妖が見えるぐらいだ。
身体はとびきり弱いが、聡明で優しいので、色々な問題や悩みを抱える人を
助けていくお話だ。
さて、なんで、疲れた時にこの本が読みたくなるかというと、
この身体の弱い若旦那の“愛され感”が羨ましいのである。
この若旦那には、佐助と仁吉という妖のお世話がかりがついている。
彼らが、この世の何よりもこの若旦那の身体を心配して世話をやく。
そして、周りに集う小さな妖たちも、お菓子欲しさではあるが、
若旦那のことが大好きなのである。
つまり、“若旦那は周りの仲間に非常〜に愛されている”のだ。
大都会に住む人ほど、孤独を感じるらしい。
リーダーや責任のある仕事に就くほど孤独を感じるものだ。
だから、“愛に溢れた仲間たち”に憧れるのだろう。
“愛に溢れた仲間たち”を欲しいと思ってもそう簡単ではない。
一朝一夕にできるものではないのだ。
常日頃の自分の行いの結果が、今の現状であろう。
ということは、疲れて“しゃばけシリーズ”が読みたくなったら
日々の自分の行いについて考える時かもしれない。
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面倒だから、しよう
今日は、横浜で学会。
久しぶり、横浜に行ったのであるが、
山手線が止まっていて大変であった。
ひたすら、待たされた。
そんなわけで、今日もポケットに忍ぶ本が活躍。
今日の本は、“面倒だから、しよう”
渡辺和子さん(ノートルダム清心学園理事長)という
88歳ぐらいの修道師の本である。
実は、以前紹介した見城徹社長の幻冬舎(見城社長さんの会社)の本だ。
見城さんの本(たった一人の熱狂)が霜降りのステーキだとしたら、
渡辺さんの本は、完全菜食主義者のサラダといった感じだろうか。
見城さんの本に刺激を受けて血が熱くなって、
ちょっとクールダウンしたくなったのだろう。
アマゾンでタイトルを見て、即、読みたくなった。
渡辺さんの本のタイトル付けには、本当に感心する。
“面倒だから、しよう”
このタイトルだけで、十分に意図が伝わる。
以前に、“置かれた場所で咲きなさい“
という本を書いている。
こっちは、まだ読んでいないのであるが、やはり
心に響くタイトルである。
見城さんの以前の本、
“憂鬱でなければ、仕事でない”
というのも、グッとくる。
これらを繋げると、
“面倒だから、しよう”
なぜって?
“憂鬱でなければ、仕事でない”から
そして、
“置かれた場所で咲きなさい。
これだけで、人生の大きな指針になると思う。
トップをめざせ!
幻冬舎の見城さんの言葉に触発された私は
トップを目指すことにした。
なんのトップかというと
アメブロの“医療・介護関係”のセクションで
アクセス数トップを目指すのだ。
見城さんの言うように、トップというのは、
その分野でもっとも努力した人の事だ。
ということは、
4000人参加している医療・介護関係のセッションで、
485位というのは、私は485番目に努力した人ということになる。
私は、努力では誰にも負けたくない。
四の五の言って、夢を語っていても(ネット上のサナトリウム)、
実際にそれを実現できる実力(努力)
がなければしょうがない。
圧倒的努力でかけ上がりトップになって、
それこそ、サイバーエイジェントの藤田さんの目に止まり、
手伝ってもらえばいいのだ。
あぁ、ネットで言ってしまった。
もう、退けなくなった (笑)
医者の世界には、裏当直というのがある。
待機ともいう。
それは、病院でなにかあると、呼ばれる自宅待機の先生のことである。
産婦人科にはお産があるので、
常に緊急の帝王切開が必要になるかもしれない。
だから、裏当直にあったったら、
30分以内に駆けつけられるようにしておかなければならない。
当然、夜中でも。
産婦人科ほど、急を要する科は他にないであろう。
当直の回数も、外科のほぼ倍らしい (産婦人科7.2回、外科3.5回)
なんと、救急の医師より多いらしい。(救急6.5回)
いま、その産婦人科医療が崩壊の危機に瀕している。
担い手がいないのである。
いまは、朝の3時。
今日は、私は裏当直であった。
緊急の手術が終わりこれから帰るところである。
今日も、見城徹の本の中から抜粋
彼は言う。
ゴルフでいうと、
“賞金王というのは、
その年でもっとも努力した人“ということ
もし、あなたが、35位なら、あなたの今年の努力は35位だということ。
結果が全ての世界なんだから、そう思うしかないよね“
と。
この考えは、ズシンと来た。
私も、自分の思い通りにいかないことにはついつい色々な理由をつけていた。
でも、結果が全ての世界では、それらは言い訳にしかならない。
手術も結果が全てだ。
どんなに、努力したとしても結果が悪ければ実力が足りないと判断される。
結果が全てだ。
狂気の4月
私にとって、4月は狂気だ。
なぜかというと、
多くの医学学会の抄録(応募)の締め切りが重なっているからだ。
今年は、
アメリカの内視鏡学会、
日本産婦人科内視鏡学会、
日本女性骨盤底医学会、
そんでもって、日本産婦人科学会総会の発表も重なる。
さらに、諸々の雑誌の原稿の締め切りなどもある。
ちなみに、
6月にフランスで内視鏡のトレーニングスタッフとして
ウロギネの学会のお手伝いをすることにもなった。
なんと、パスポートが切れている…。
戸籍謄本が必要になってしまった‥。
またやることが増えた‥。
首が回らない。
そうなると、どうしもホームページなどの更新ができなくなる。
そして、結局、毎年同じところに留まり進化しないことになる。
今、幻冬舎の社長の著書“たった一人の熱狂”を読んでいる。
(あれ、忙しいはずなんだが‥)
この人のパワフルさには相変わらず圧倒される。
以前、“憂鬱でなければ仕事でない“という本を読んでからのファンだ。
この新しい本の中に、”No pain, No gain” とあった。
そして、“できるか、できないか”ではなくて、“やるか、やらないかだ”
ともあった。
わたしは、このところずっと大学の帰りの公園で懸垂をしている。
今日は、26回出来た。
25回から、もうダメだと思った時に、
歯を食いしばって、体を持ち上げたその時に
筋肉は育つらしい。
“No pain, No gain”
“やるか、やらないかだ”
今年は狂喜の4月だ!
ちょっと、ボーッとしているとあっとゆう間に時間は経つ。
この前、ブログを書いてから10日ぐらい経ってしまった。
時間の使い方とは、非常に難しいものだ。
1日、24時間の内の1時間をどのように使うかというのは
非常に重要な問題だ。
なぜなら、自分の専門とすること(一つのこと)を
毎日1時間勉強すると
3年で、日本のリーダーになれるらしい。
それを、10年続けると、世界のリーダーになれるらしい。
1日に1時間を作り出すことは、そんなに難しいことではない。
でも、それを続けられる人がどれだけいるだろうか?
かく言う私も、いつも目標がズレてなかなか集中できていない。
自分よ、もっと集中せよ!
久々に、腹腔鏡で鶴を折ってみたのビデオを作製。
日課として、
腹腔鏡のトレーニングボックスで鶴を折っていますが、
なかなタイムは縮まりません。
今回は、9分です。まあまあのタイムです。
現時点までの最高タイムは8分40秒!
これを超えるように頑張ります!
“今日できる事は今日やる”
これは、この前から読んでいる孫正義の本の中での
コメントだ。
早速、勉強しない子供達に使ってみたのだが…。
人に言っておいて自分では出来ないとなると
全く説得力がないので…。
実際に自分でやってみるとなかなかどうして大変…。
今日出来る事を今日やった結果、
また、こんな時間になってしまった。
夜中の2時半…。
さて、”先が見えてきたぞ!”
(これも、孫正義が仕事を切り上げる時の口癖)。
明日も頑張ろう。
ワラシベ長者
この2−3日休みを頂きディズニーランド等に行ってきた。
頭も少しボヤッとしている。
そんな中読んでいる本が、
“孫正義リスクを成功に変える28のルール”という本だ。
最初のルールが
“成功したければ、ワラシベ長者になれ“というものだ。
これは非常に合点がいった。
実は、私も実践している。
私は、医者ではあるがブロブを書き、ホームページを作り、
YouTubeにも投稿している。
よっぽど暇な医者か、
あるいは自己顕示欲の塊のような医者(こっちは当たってなくもない…)
と思われるだろうが、なかなかどうして、
かなりギリギリのところでやっている。
今も、夜中の1時半にこうしてブログを書いている。
本当は寝たい。
なぜこんな事をするのかといえば、
私の未来のビジョンである“患者さんと医者を繋ぐプラットホーム”を作るためである。
現段階ではその手段がわからない。
だから、私は、自分の手に藁をもって、歩き回る訳である。
周りから、声がかかるように常に情報を発信するわけである。
その結果、
ドクターズ③にも出させていただき(折り鶴と亀)、
日刊ゲンダイにも掲載させていただき、
ちょっと古いけど読売新聞にも掲載、
週刊朝日にも載せていただいたことがある。
しかし、まだ、自分のビジョンには近づけていない。
でも、私は楽観的だ。
きっと繋がると。
そのために、私は、手に藁をもって歩き回る。
しばらくの間、ブログを書けずにいた。
というのも、3月6−8日に日本医大が主催する学会
(第9回 日本骨盤臓器脱手術学会)が行われ、
私はその幹事をやっていた。
そんなわけで、非常に忙しく、
正直、メールもチェックする暇がなかった。
特に、今回は3月6日に本学会に先立ち、
ライブ手術を実施させていただいた。
そこで、私は腹腔鏡下仙骨腟固定術という手術を
二件執刀させていただいた。
協力していただいた患者さん、
そして多くのスタッフの方々のお陰で無事に
ライブ手術を完遂できた。
皆さん、本当にありがとうございました。
ところで、本日付け13日の日刊ゲンダイの夕刊に、
(正確には、12日に発売したところ)、私を載せていただいた。
なんと、あの天皇の執刀医:天野さんの近くに!
私の記事のタイトルが、“体に優しい成功率100%の手術“
さすがに、タブロイド紙だ。
大分、強気の見出し。
100%という数字に思わず身が引き締まる。
私としては、ほぼ100%と言ったつもりだが、それでは許してくれなかったらしい…。
ただ、いままで実施している手術は、
全て完遂しているので完遂率が100%というのは嘘ではない。
でも、本文の後の方で再発率は5%と出てくる。
成功率100%だけど、再発率は5%というのは、ちょっと不思議な感じ。
誤解をさけるために、少し説明させていただく。
正確に伝えると130例の内、
いままでの手術の完遂率は100%で、
その治療効果(脱の矯正)もほぼ100%、
そして術後に再発して再手術をした例もない。
ただし、再手術を必要としないような
部分的で軽度の再発は5%ぐらいあった。
そして、メッシュビラン等の合併症が数パーセント%にあった。
今後さらに精進して、すべてが100%になるように努力をしたい。
モデリング
何か新しい事を学ぶとき、
役に立つのがモデリングという手法だ。
それは、自分がやりたいと思っている事で
最も成功している人(超一流の人)を探して、
その人を完全に真似るという方法だ。
最近、私は料理がうまくなりたいと思った。
てな訳でモデリング開始だ。
私が、この世界で最も成功していると思ったのは、
“モコズキッチン”だ。
なぜかというと、速水もこみち君が以外と子供にも人気があったからだ。
理由はよくわからない。
そこで、モコズキッチンを当直の日に、
一週間分チェックして、
(日テレのサイトで、最新の一週間分の放送が無料)
その週の日曜日に、子供達が好きそうな物を作る。
その結果、ピザ生地まで作る事になった。
料理はなかなか楽しい。
今月もそろそろ終わりだ。
3月7−8日に、
第9回日本骨盤臓器脱手術学会が東京で開催される。
日本医科大学主催で、私はその幹事をやっている。
てな訳で、いまその準備で非常に忙しい。
学会前になるといつも思う事であるが、
“継続することは難しい”という事だ。
ブログやホームページの更新を毎日しようと決めていても、
なかなか実行できない。
時間が作れないのだ。
私は、手先は器用だが、時間管理は不器用だ。
もう少し、スマートに仕事をこなしたいところだが、
いまは、余計な事は考えないで
粛々と仕事をこなす事にしよう。
スーパードクター東京に現わる!
21日、東京の椿山荘で第三回東京低侵襲手術研究会が行われた。
私の上司が取り仕切った研究会だ。
そこでスーパードクターを見た。
癌は、依然、不治の病だ。
取りきれれば助かる可能性があるが、
取りきれなければダメだ。
摘出不可能と思えるような癌を取るのがスーパードクターだ。
スーパードクターなんて、
テレビドラマの中だけだと思っていた。
しかし、実際にいた。
彼の名前は、癌研有明病院の金尾先生だ。
昨年の10月から、関西から東京に移ってきた。
私も非常に仲良くしてもらっている先生で年齢は私よりひとつ若い。
元々、凄いと思っていたが、
今回の彼の発表を見て、久々に感動した。
ここまで、出来るのかと!
彼は癌専門医。
もし、婦人科の癌で摘出不可能と
思われるような癌を患っている方がいたら、
彼を尋ねてみるのもいいだろう。
(多発性の再発の場合は、ちょっと無理だと思う)
尚、子宮内膜症と骨盤臓器脱だったら、
我々を尋ねてみるのもいいだろう…、なんて。
では、また。
普段、あまりテレビは見ないが、
ドクターズ③は
出演させていただいた?経緯があって見ている。
このドラマ、最初は単なるコメディーだと思っていたが、
なかなかどうして、
現代医療の抱える問題をダイレクトに突いてくる秀逸なドラマだ。
森山先生というある意味“裸の王様”
ここでいう裸とは、“心の中が丸見え”の人物を通して
世に問題を問うてくる。
今回は、森山先生が“よい医者って何だ?”っていう答えを探す。
これに対して、迷わず答えを出せる人はそれほど多くないかもしれない。
私も長い間、医者をやっているが(約20年)、
真剣に考えた事は無いかも…。
で、考えてみたところ
私にとっての“いい医者”とは、
“病気をちゃんと治せる医者”だ。
当たり前に聞こえるかもしれない…。
患者さんは、病院に病気を治してもらいに来ていて、
別に、エンターテインメントは求めて来ていない。
ラーメン屋さんで言えば、美味しいラーメンを食べたいわけで、
ラーメンが凄く美味しければ、多少店主が頑固オヤジでも許されるかもしない。
正し、ここで大きな問題がある。
それは、
世の中の病気の多くは“現時点では残念ながら治す事が出来ない”
という事実だ。
つづく、
では、また。
一昨日から引いた風邪は、すっかり良くなった。
ボケ気味の頭で、
自分の人生の意味と意義について考え抜いた結果、
私の人生の意味と意義は、
“最新の治療を世界に届けよう、そして楽しみ、豊になろう”
となった。
今後、このミッション実現のために、自分の人生を捧げる。
ちなみに、私の得意とするのは腹腔鏡手術だ。
今、私たちのやっている
骨盤臓器脱の手術新体系と子宮内膜症の新分類は
世界に通じる。
さあ、頑張ろう。
それでは、また。
あなたの人生の意味と意義はなんだろうか?
こんな質問を受けたら一体なんと答えるだろう?
多分、すんなり自信を持って答えられる人は相当の人物だ。
大抵の人は、人生の意味や意義を考える程余裕もなく、
生きるのに精一杯。
“人生の意味や意義なんて金持ちが考える世迷い言だ!”
なんて、思うかも知れない。
俺は、日々全力疾走だ!
はて、全力疾走して、どこに向かっているのだろうか?
失望、孤独、離散、破滅?
全力疾走してたどり着いた先は、やっぱり“幸せ”がいいだろう。
いや、たどり着く先だけが“幸せ”ではなくて、
今が “幸せ”で、そして、その先も“幸せ”がいいだろう。
そのためには、“幸せを分かち合う仲間”が必要だ。
地球上に、一人ぼっちになって贅沢な生活をしても“幸せ”からは程遠い。
では、その仲間はどうやって集まるのだろうか?
それは、自分の“人生の意味と意義”に
共鳴してくれた人たちかも知れない。
続く…。
それじゃ、またね!
私は、腹腔鏡の道具でつるを毎日折っている。
つるを折り始めて一年ぐらい。
一日、一匹折るのが日課だ。
毎回タイムを測って、常にベスト記録を狙っている。
非常に楽しい。
その光景をビデオにとってYouTubeに流した。
それがキッカケで、
テレビ朝日のドクターズ③につるのシーンがでることになった。
私は、腹腔鏡の練習でこれ以上素晴らしいものはない
と確信している。
しかし、うちの医局の中で、こんな事をしているのは私だけだった…。
が、
今は、徐々に人気が出始めた。
みんな、この腹腔鏡でラパロの楽しさに気づいてくれたようだ。
最近、練習するボックスが、ツル人気であまり空いていない。
大変、結構な事だ。
いま、産科医が不足している。
今後どんどん不足していくと思われる。
このまま行くと日本の産科医療も崩壊?
と本気で感じる。
今年の日本医科大学の入試の倍率は23倍越えらしい。
凄い数字だ。
ひとつの受験会場の80人で、3人ぐらいしか合格できない。
合格は神懸かり的だ。
これだけ、医者人気が高い中なぜ、産科医は減り続けるだろうか?
それは、
出産を扱う事のリスクが高い=産科医はリスクが高い
と皆感じているからであろう。
だから、産科医にならないし、辞めていく。
では、一体なぜ、産科医はリスクが高いのだろうか?
それは、日本は“出産を取り扱うシステムが古い”からだと思う。
出産はいつ何時、
帝王切開で赤ちゃんを超緊急に出してあげなければならない
瞬間が訪れるかわからない。
つまり、お腹の中で赤ちゃんの命綱が切れようとしている時だ。
いま、人手不足なので
大抵、当直は1人だ。
そんな時、一人ぼっちの産科医は何をしなければならないのか?
帝王切開をするには、麻酔がいる。
脊椎麻酔(あわてているとなかなか入らない)をして、
呼吸管理をしなければならない。
そして、帝王切開、普通は二人以上でやる手術を1人で…。
頑張って、赤ちゃんを出した後、赤ちゃんがぐったりしている!
赤ちゃんの蘇生が必要!挿管、挿管…。
その一方で、お母さんは手術のまっただ中。つまり、出が吹き出している。
血圧がどんどん下がっている!!!
想像してみてほしい。このような状況が目の前で起こり、
それを1人で何とかしなくてはいけなくなったら。
はっきり言ってベテランのスーパー産科医でも、身震いする状況だ。
まして駆け出しの産科医にとっては…。
ちなみに、大抵の市中病院は麻酔科の当直はいない。
呼び出して到着するのに一時間ぐらいかかる。
産婦人科の待機を呼ぶのにも一時間ぐらいかかる。
手術室の看護婦さんも家にいるので、呼びだすのに時間がかかる。
赤ちゃんの命綱が切れようとするその瞬間に、
産科医ただ1人しかいないのだ。
ちなみに、諸外国(オーストラリア等)では、
産科医が1人で麻酔をかけて手術をすることは法律で禁止されている。
危ないからだ。
でも、日本では、それが当たり前のように行われている。
それが、世界一安全という日本の出産事情だ。
また、海外の出産は、妊婦検診は町のクリニックで行い、
陣発したら中央の大きな病院にいく。
そこには、産科医が一杯当直しており、
麻酔科医も常駐している。
無痛分娩が希望であれば、
夜間でも頼んで5分でしてくれる。
それでも、海外では出産に関する訴訟は後を絶たない。
日本に必要なのは、スーパーな産科医ではなく。
スーパーな中央集権の出産管理システムである。
日本の産科医療が崩壊する前に。
熟練の助産師 認証
という記事が新聞に載っていた。
ベテランの助産師の方に、新たな資格を与えて
地域医療を活発させようという意図らしい。
新しい資格は結構だが、
進んでいく方法は気をつけないといけない。
いま、産科医が不足している。
今後どんどん不足していくと思われる。
その不足分を助産師に資格をあたえて補おうという考えであろう。
でも、よく考えると、これだけ医者人気が高い中、
どうして産科医は減っていくのであろうか?
多分、いろいろあると思うが、
“出産を扱う事のリスクが高い”
というのが大きな理由である。
つづく。
日本は、世界一周産期死亡が少ないと言われている。
つまり、日本の出産は、世界一安全だと言う事だ。
一般の方々は、
出産なんて無事に赤ん坊が生まれて当たり前と思っているかもしれない。
しかし、実際には、
出産は、お母さんと赤ちゃんの命をかけた壮絶な戦いだ。
赤ちゃんは、胎盤という生命維持装置でお母さんと繋がっている。
そこを通して、酸素と栄養を得るのだ。
しかし、不思議な事に、
この胎盤というのは、子宮に張り付いているだけだ。
つまり、直接血管で繋がっていない。
例えるなら、ヒルが身体にくっ付いているような感じだ。
(ちょっとたとえが良くないが…)
だから、引っ張ったら剥がれる。
そんな、危うい繋がりなのだ。
実際に、赤ちゃんがお腹の中にいる際に、
胎盤が剥がれてしまう病気がある。
赤ちゃんの絶体絶命のピンチだ。
一刻も、早く帝王切開をして、
外に出してあげないといけない。
我々、産婦人科医の心臓が止まりそうな瞬間でもある。
日本は、世界一周産期死亡が少ないと言われている。
つまり、日本の出産は、世界一安全だと言う事だ。
だから、だろうか。
一般の方々からすると、
出産なんて無事に赤ん坊が生まれて当たり前!
と考えている人が多い。
しかし、
実際には、
出産は、
お母さん、そして、赤ちゃんにとっては、命をかけた壮絶な戦いだ。
無事で済むという保証はどこにもない。
そして、我々、産婦人科医においても、
救えるか救えないかのギリギリの線での壮絶な戦いだ。
安心なお産なんて、一つもない。
無事に生まれるたびに、毎回肩を撫で下ろす。
多分、皆さんは、何がそんなに怖いのかわからないと思う。
赤ちゃんは、子宮の中に入っていて、
胎盤を通して呼吸している。
その胎盤と赤ちゃんは、臍のうで繋がっている。
この“臍のう”は、赤ちゃんにとってまさに命綱である。
この“臍のう”を圧迫することは、赤ちゃんの首が締まる事を意味する。
そして、その“臍のう”の長さは50cm以上ある。
そんな状態で、赤ちゃんは、
子宮という狭く外から隔絶されたブラックボックスの中に入っている。
その声は、我々には届かない。
だから、我々は、赤ちゃんのかすかな心臓の音の変化に耳をすます。
“何か、伝えたいことはないのかと“
うちには、タレ耳ウサギのロップ君がいる。
一歳くらいのオス。
食欲旺盛。
快便だ。
最近、タオルケットを相手に発情している。
70cmくらいの檻に入っている。
その中で、
飛んだり跳ねたりして、
檻が動く程だ。
まるで、幽閉された革命家のよう。
しかし、
檻の扉を開けっ放しにすると
動きがピタッと止まる。
そして、隅で息を殺す。
扉が閉まっていた時は、
あんなに動き回っていたのに。
“出てくればいいのに”
と私は思う。
チャンスを待っているのだろうか?
それとも、
檻の中につれ戻される事を知っているからだろうか?
あるいは、何かを恐れているからだろうか?
うちには、小さな猛獣が一杯いる。
ウサギと違って私たちは檻に入っていない。
でも、結局、自分で檻を作っているのかも知れない。
2月9日
歩きはじめた。
ダイエットで8kgぐらい落とした私は、
かなりスリムになった。
と同時に、かなり貧弱にもなった。
やはり、筋力トレーニングが必要だ。
しかし、今は寒い。
マラソンしようにも、水泳しようにも
ちょっと腰が重い。
てなわけで、買ったジョギングスーツと心拍を測る時計は
眠っている。
ところが、大事件が起こった。
なんと、うちの小学校の子が、
理由はわからないが、この寒い朝に走り始めたのだ。
…。
という訳で、私は、朝の通勤を歩き始めた。
いままで、自転車通勤だったが、30分かけて歩く。
息子に背中を押してもらった。
2月7日
別れと旅立ちの季節
いつまでも同じチームで一緒にいられたらいいのにと思う。
まして、そのチームがうまく行っていたらなおさらだ。
チームの形は、様々。
野球チーム
サッカーチーム
仕事のプロジェクトチーム
家族も重要なチーム
AKB48もそうかな?
チームのそれぞれのメンバーが頑張っていればいるほど、
その別れは、寂しいもの…。
でも、その時は、いつか、そして誰にもやってくる。
私の所属する腹腔鏡手術チームのメンバーにも、
急な事情により別れが来ることが決まった。
皆、非常に頑張り、うまくいっていただけに寂し限りだ。
自分の進むべき方向というのは、
しばしば自分の意図とは違う風向きによって変わる。
始めは、その風に逆らう。
しかし、逆らい続ければ帆柱が折れてしまう。
でも、ただ単に流されたら、目標とは反対方向…。
そんな時、思い切って、
自らの意志で、大きな帆を張り、その風を受けとめてみる。
ヨットは、向かい風の中でも、その風の力を利用すると、
前に進む事が出来る。
目標地点に到達できるのだ。
もちろん、道筋は真っすぐでも楽でもない。
そして、チームも元のままではないだろう。
しかし、
自分と風の力、そして新たな仲間の力を合わせてゴールを目指すのだ。
それこそが、真の成長といる。
自分の道を進んでいく事になった仲間にエールを送りたい。
最近、すっかりドクターズ③にハマっている。
そして、いつもほろっと感動している。
今日は、第5話だった(もう昨日)。
このドラマ、
医療現場の隠れた問題点をズバズバと指摘する。
医療側の人間に取っては、常に“あるある”という感じだ。
多分、皆さんは、
森山先生は本当にサイテーな医者だと憤慨しているかもしれない。
しかし、私には、森山先生は他人にようには思えない。
(前回、森山先生の影武者をやったいきさつもあるので)
いわば、森山先生は、我々医師の深層心理をまったく隠さずにしゃべってしまう子供のようだ。
通常は、とても人前では言えない事も…。
実は、私の同期に、“森山先生と発想が似ているね”と言われた。
“ん、ん、ん…”
まずい!
締め切りは守るためにある
仕事をしているといろいろな締め切り追われる。
上司に起こられるので、
いつもギリギリで間に合わせる。
それとは、別に自分の成長のために
計画した締め切りというのもある(べきだ)。
それには、有り難い事に締め切り過ぎても起こる相手はいない。
したがって、合えなく締め切りは無期限の延期となる。
結果、自分の成長はしないまま止まっている。
自分の成長のための締め切りは、仕事上のそれよりもずっと重要だと思う。
でも、ただでさえ、忙しいのに、
どうやってやったら締め切りを守れるのだろうか?
それは、睡眠時間を削ってやるしかない。
いまは、それしか方法が浮かばない…。
締め切りを守り始めると、そのうちそれが快感になるらしい。
そうなれば自分の成長も約束されたようなものだ。
いま、それが本当かどうか実践中だ。
刺激と反応の間
人生では
“望み通りのこと”はめったに起こらない。
しかし、
“望み通りに生きること”はかなりの確立でできる。
と最近、私は思う。
その鍵を握るのが
“刺激と反応の間”
である。
これは、
七つの習慣で有名なコビー博士が教えてくれた考え方だ。
その意味はこうだ。
人生において、不幸な出来事はよくよく起こる。
例えば、子供の時に、
犬に噛まれて右手の小指を食いちぎられたとしよう。
誰もそんな経験を望まない。
もし不幸にもそのような事が起こったとしたら、
あなたは、どのするだろうか?
恐らく、自分をこのようにした犬を恨むだろう。
犬を見る度に棒切れを持って追い回すことになるだろう。
そして、人生で何か思い通りにならない事があると、
“自分に小指があったらうまくいったに違いない”
と悔やむだろう。
ついに、不幸な人生を歩むことになる。
一方、次のような生き方もできる。
小指がないことを不便に感じ、
それを何とか元に戻せないかと考える。
そして、猛勉強し、医者になり再生医学の研究をする。
自分の小指を再生させるためという目的は、
いつしか同じような病気を抱える患者のために変わっていく。
さて、どちらの人生が楽しそうだろうか?
どちらも、
事の始まりは“犬に小指を噛み切られる”という“刺激”である。
しかし、その後の“反応”は全く違う。
前者は、小指が無い事を恨んで生きる(マイナスの反応)。
後者は、小指が無い事をエネルギーにして生きる(プラスの反応)。
そう、
刺激に対する反応をマイナスにするのかプラスのどちらにするのかを選ぶ過程が“間”だ。
そして、この“間”(=捉え方)をどうするかが、人生の質を決定する。
つまり、
人生では
例え、何が起こったとしても、
その出来事の捉え方一つで、
望み通りの生き方が出来るのである。
1月29日の木曜日に、
私が撮影に協力したテレビ朝日のドクターズ③の放映があった。
腹腔鏡で折り紙を折る影武者の役だ。
自分が折った折り紙の映像が全国に流れるのだ。
(自分自身が出るわけではないが…)
人生ではじめての経験でちょっと興奮していた。
実は、テレビ放映に合わせて、
You Tubeにテレビドラマと同じ内容のビデオを
準備し投稿していたのだ。
ドラマの中で、高島さん扮する森山先生が
“You Tubeで【腹腔鏡、森山、亀】で調べてごらん”
という台詞を言う。
(私は、脚本をもらっていたので内容を知っていた)
その時には、実際に私がそのビデオを投稿してあるという寸法だ。
そして、テレビを見て亀に興味を持っていただいた方が調べてみると
“実際にあった!”
というちょっとしたサプライズな演出だ。
別に、テレビ局に頼まれた訳ではなく、私の独断。
ここで、私はちょっと打算的な計算をしていた。
ドクターズ③の視聴率は、約14%だ。
仮にテレビを持っている人が一億人だとして、
14%ということは、1400万人が見る事になる。
その方々の中で、腹腔鏡で鶴亀を折る事に興味を持つ人が
10人に1人だったとしても約140万人いる。その10人に1人が
You tube で調べたとしたら、14万人が私のビデオを見てくれるのでは
ないか?
そのさらに、半分だったとしも、
7万人だ(200人に1人の計算)。途方も無い数字だ。
それまでの私のYou Tube (鶴)の閲覧数は300程度に過ぎない。
私は、今、日本全国の子宮内膜症の患者さんの集まるネット上の
サナトリウムを作ろうとしている。
そのためには、私たちの存在を広く世間に認知してもらう必要がある。
その目的達成のための大きなチャンスになると考えた。
そして、当日。
森山先生が、例の台詞をいった。
果たして、アクセス数は?
いままでの四日間で約3000名の方が見てくれた。
見ていただいた方、誠に有り難うございました。
あれ、7万のはずが…。
もちろん3000は凄い数字だが…。
予想と大分違う。
現実の厳しさを知った。
そりゃそうだ。
テレビを見ている方は、ドラマの内容に興味があって、その小道具なんて気にしていない。
まさに、“狸の皮算用”と言ったところだ。
ちょっと甘かった考えを反省し、
地道な努力の継続が必要だということを再認識した。
まぁ、気長に頑張ろう。
そのうち、またミラクルが起こるだろう。
世の中には、“神の手”と賞賛される名医が存在する。
その手で、不可能と思われるような手術を行う。
スーパードクターだ。
でも、そのスーパードクターにも、
はじめて、メスを握った瞬間は必ず存在する。
そう、全ての外科医には、はじめて手術をする瞬間があるのだ。
“初メス”と呼ばれている。
(患者さんにとっては、たまったものではない…が)
その意味では、すべての医者の始まりが平等だ。
だけど、その極一部だけがスーパードクターになっていく。
なぜだろう?
人一倍、
器用なのだろうか?
手が早く動かせるのだろうか?
センスがあるのだろうか?
人一倍、
負けず嫌いなのだろうか?
他人を蹴落としてのし上がったのだろうか?
メディアに出るのが好きだからだろうか?
多分、どれも少しずつ当たっている。
でも、最も違うのは、
彼らが、
人一倍、十倍、いや百倍
練習しているからだ。
“一万時間のルール”というものが存在する。
これは、誰でも何でも一万時間練習すれば、
プロになれるというユニバーサルな法則だ。
よく小学生でプロ級のピアノ演奏をする天才がいる。
でも、実は、天才だったからではない。練習したからだ。
一万時間は、
一日三時間練習すると、10年かかる。
一日六時間練習すると、5年で達成できる。
なかなかだ。
5歳からピアノを始めて、
1日6時間練習を続けて5年、
10歳で天才ピアニストだ。
もちろん、だれにでも出来る事ではない。
いや、だれにでも出来る可能性はあったのだが、
続けられなかったのだ。
そして、
それらの子供達を、
我々一般人は、自分たちは不幸にも持ちあわせていなかった
“特別な才能を持っている天才”として賞賛する。
今、医者は非常に人気な職業である。
だから、テレビ業界でも、医療ものをよく見る。
だからか、医者を目指す若者も多い。
そして、医学部に入学することは困難を極める。
だから、一万時間以上かけて“受験生のプロ”になり医学部に入ってくる。
想像を絶する努力だったであろう。
しかしだ。
医者になった後、
彼らが、初メスする時に、
医学部受験の前のような死にものぐるいの努力をしているだろうか?
最近、私はそういった熱い姿を殆んど見てない。
私は、腹腔鏡の手術を専門としている医師である。
昨年より、日課として一日一匹、腹腔鏡で鶴を折っている。
千羽鶴を目指している。いままで、200匹ぐらいはつくった。
(その光景をYou Tubeに投稿したところ、テレビ朝日のドクターズ③スタッフから撮影協力の依頼があった。そして、亀を作らされるハメになった 笑)
なぜ、そんな事をはじめたかと言うと、
“自分の手で一般的にできる事を腹腔鏡で出来なきゃ手術には使えない”
と思ったからだ。
私の中で
一般的にできる事=折り鶴
だった。
だから、折りだした。
実は、腹腔鏡をやり始めた10年頃前にもトライしたが、
あえなく挫折。
今回は、リベンジ。
そして、最初は、1時間以上かかっていた事が、いまでは
ベストが8分41秒になった。やはり練習効果は絶大。
腹腔鏡の基本動作をマスターするには、鶴は最高だ。
皆さんは、
“腹腔鏡で鶴を折る事がどれほど難しいか?”
想像できないと思う。
でも、本当に難しい。
現在、腹腔鏡手術をかなりやっている人でも、
ほとんど出来ないのが現実。
試しに、自分の主治医に聞いてみてもいい…。
(鼻で笑われ、気分を害するかもしれないので要注意!)
もし、そんなの簡単だと言ったら、その先生は大したものだ。
これから内視鏡手術を専門にしたいと思う若い医師にぜひ伝えたい。
もし、あなた方がこれから腹腔鏡手術を初めて行うなら、
“腹腔鏡で鶴ぐらい折れるようになってから、患者さんのお腹の中をいじりなさい”。
そして、
“1000羽作って、神頼みではなく、あなたの神の手で、患者さんを治してあげてほしい”と
腹腔鏡の鶴が皆さんの幸福につながることを祈っております。
昨日、ついにドクターズ 第四話が放映されました。
私は、鶴亀制作担当として協力させていただきました。
そのシーンの率直な感想として、
パソコン越しの折り紙のシーンだったので、
ちょっと暗くて地味な感じでした。
もうちょっと、期待していたのですが。
一日かけて、何匹も鶴亀折ったんですが…
まぁ、こんなもんでしょうね。
良い経験をさせていただきました。
森山先生頑張れ!
今日は、いよいよ私の協力させていただいた
テレビドラマ:ドクターズ3第四話が放送されます。
その中で、かなり重要な役回りをいただきました。
私の日々の練習が日の目をみる時です。
カットされていないことを祈ります。
高島さんの台詞があったから、
大丈夫だとは思うのですが…。
皆さん、見てくださいね。